冷蔵庫の下の掃除どうしてる?動かさず隙間をキレイにする方法

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冷蔵庫の下の掃除どうしてる?動かさず隙間をキレイにする方法

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

みなさん、冷蔵庫の下って掃除していますか。正直なところ、見て見ぬふりをしている方がほとんどではないでしょうか。「重たくて動かせないし、専用の道具もないから…」と諦めてしまう気持ち、痛いほどよく分かります。

実際、私が家電量販店の店頭でお客様とお話ししていても、冷蔵庫の裏や下を定期的に掃除しているという方は、体感で1割にも満たない印象です。

しかし、実は冷蔵庫の下は、家の中で最もホコリが溜まりやすく、かつゴキブリにとって最高の隠れ家になっていることをご存知でしょうか。さらに、そこに溜まったホコリが原因で電気代が知らぬ間に上がっていたり、最悪の場合は「トラッキング現象」による火災につながったりするリスクもあります。

今回は、そんな厄介な冷蔵庫の下を、まずは動かさずにサッと掃除する方法から、年に一度は実践したい本格的に動かしてピカピカにする手順まで、家電のプロ(兼オタク)として徹底的に、かつ分かりやすく解説します。

この記事のポイント

  • 放置すると危険な火災リスクとゴキブリの温床化について理解できる
  • 冷蔵庫を動かさずに100均グッズなどで手軽に隙間掃除をする方法がわかる
  • 女性一人でも安全に冷蔵庫を移動させて徹底的に掃除する手順を学べる
  • 掃除後のきれいな状態をキープするための予防アイテムを知ることができる

冷蔵庫の下の掃除が必要な理由と頻度

冷蔵庫の下はゴキブリの隠れ家?見えない場所の3つの危険と解決策を表紙にしたスライド資料
冷蔵庫下の3大危険と解決策

「たかがホコリでしょ? 見えないし気にしない」と思っていると、後で痛い目を見るかもしれません。

まずは、なぜ冷蔵庫の下を掃除しなければならないのか、そのリスクとメリットを、エンジニアとしての視点も交えながら論理的に解説します。

ほこりによる火災リスクと電気代

火事(トラッキング現象)、電気代の上昇、ゴキブリの発生という冷蔵庫下の汚れが招く3つの危険性をイラストで解説
冷蔵庫の下に潜む3つのリスク

冷蔵庫の下や裏側に溜まったホコリは、単に「汚い」だけでなく、ご家族の命や財産に関わる物理的な危険をはらんでいます。家電のプロとして最も警鐘を鳴らしたいのが、コンセント周りのホコリによる「トラッキング現象」です。

冷蔵庫は、家庭にある家電製品の中で数少ない「24時間365日、常にコンセントが刺さったまま」の機器です。しかも、キッチンという場所柄、調理による「油を含んだ煙」や、水回り特有の「湿気」が常に発生しています。

【危険】トラッキング現象のメカニズム

コンセントとプラグの隙間に長期間ホコリが堆積すると、そのホコリが空気中の湿気を吸収します。通常、乾いたホコリは電気を通しませんが、湿気を含むことで「導電体(電気を通す物質)」へと性質が変化します。

この湿ったホコリを通じて、プラグの刃(電極)の間で微弱な放電(スパーク)が繰り返され、プラグの絶縁樹脂が徐々に炭化して電気の通り道(トラック)が形成されます。これが「トラッキング現象」です。一度トラックができると、ある日突然、ショートして発火に至ります。

この現象の恐ろしいところは、家電製品のスイッチが入っていなくても、コンセントにプラグが刺さっているだけで発生する点です。つまり、夜中の就寝中や、旅行での不在時に火災が発生するリスクがあるのです。

また、ホコリは経済的な損失(電気代の増加)にも直結します。
冷蔵庫は、庫内を冷やすために奪った熱を、側面や背面、あるいは上部から外部へ放出しています。しかし、冷蔵庫の周囲や吸気口にホコリがびっしりと溜まると、そのホコリが分厚い「断熱材(布団)」のような役割を果たしてしまい、熱がうまく逃げなくなります。

その結果、冷蔵庫の頭脳であるセンサーが「まだ冷えていない」と判断し、コンプレッサーを必要以上にフルパワーで稼働させ続けることになります。これは、アクセル全開で走り続けている車のようなもので、当然、燃費(電気代)は悪化します。環境省のデータ等でも示唆されている通り、適切な放熱スペースを確保し清潔に保つことは、確実な省エネにつながります。

冷蔵庫の冷えが悪くなったと感じる場合は、以下の記事も参考にしてください。
>>冷蔵庫が冷えない時に試すべき復活術

(出典:環境省『家庭でできる省エネ案内』

ゴキブリの巣窟になるのを防ぐ

これは想像したくもない現実ですが、直視しなければなりません。冷蔵庫の下は、都市環境において害虫、特にゴキブリにとっての「五つ星ホテル」と言っても過言ではない環境が整っています。

彼らが冷蔵庫の下を選ぶのには、生物学的な明確な理由があります。

好む条件冷蔵庫下が該当する理由
暗所・狭所彼らは「走触性(そうしょくせい)」といって、背中と腹部が何かに触れている狭い隙間(数mm〜数cm)に安心感を覚える習性があります。
冷蔵庫下の隙間はまさにジャストサイズです。
温暖な環境冷蔵庫は熱交換のために常に熱を発しています(特にコンプレッサー周辺)。
この排熱により、冷蔵庫の下や裏は冬場でもポカポカと暖かく、越冬や繁殖に最適な温度が保たれています。
豊富な餌キッチンは食材の宝庫です。
調理中に跳ねた油、こぼれた調味料、落下した小さな食材カス、そして冷蔵庫下に溜まったホコリ(ダニの死骸や人の皮脂を含む有機物)は、彼らにとってご馳走です。
水分の確保生きるために不可欠な「水」も、冷蔵庫の蒸発皿(ドレンパン)に溜まった除霜水や、結露水から容易に摂取できます。

このように「衣・食・住」のすべてが完璧に揃ってしまっているのが冷蔵庫の下なのです。私が過去に、長年動かしていなかった冷蔵庫の買い替え設置に伺った際、古い冷蔵庫を動かした瞬間に……(これ以上は自粛しますが)、凄惨な光景を目の当たりにしたことは一度や二度ではありません。

また、害虫が冷蔵庫の基盤部分に入り込み、糞尿や死骸が原因で電子回路がショートし、冷蔵庫が故障するという事例も実際に発生しています。衛生面だけでなく、大切な家電を守るためにも、この「要塞」は定期的に攻略する必要があります。

推奨される掃除の頻度と時期

では、具体的にどのくらいの頻度で掃除をすればいいのでしょうか。理想と現実のバランスを考え、僕のおすすめするスケジュールは以下の通りです。

鈴木流・推奨スケジュール

動かさない掃除は2〜3ヶ月に1回、動かす掃除は年1回(1月〜2月または5月〜6月)を推奨するカレンダーのイラスト
冷蔵庫下掃除の最適な頻度とタイミング
  1. 簡易掃除(動かさない):2〜3ヶ月に1回
    気がついた時にサッと隙間のホコリを掻き出す程度でOKです。習慣化することが大切なので、あまり気負わずにやりましょう。
  2. 徹底掃除(動かす):年1回(できれば年2回)
    最低でも年に1回は冷蔵庫を移動させて、裏側のホコリを一掃し、床の拭き掃除まで行いましょう。

特に「徹底掃除」を行うのにベストな時期(タイミング)は、「真冬(1月~2月)」「梅雨前(5月~6月)」の2回です。

真冬(1月~2月)がおすすめな理由

年末の大掃除でやり残した場所として、年明けに行うのがおすすめです。最大のメリットは「外気温が低いこと」

冷蔵庫を動かす大掛かりな掃除では、一時的に電源を抜いたり、中身を外に出したりする必要があります。真冬であれば、食材をクーラーボックスや、寒冷地なら屋外(ベランダなど)に一時避難させても傷むリスクが低く、余裕を持って作業ができます。

梅雨前(5月~6月)がおすすめな理由

こちらは「害虫対策」としての意味合いが強いです。気温と湿度が上がり始めると、ゴキブリなどの害虫が活発に活動・繁殖し始めます。

その直前のタイミングで、彼らの餌となる汚れや卵を除去し、毒餌などを新しく設置することで、夏場の発生リスクを劇的に下げることができます。「予防」のための戦略的な清掃時期と言えます。

動かさずに隙間を掃除する方法

針金ハンガーとストッキングで作る掃除道具の作り方と、それを使って隙間のホコリを掻き出す3つのステップを図解
ハンガーストッキングを使った隙間掃除の手順

「毎回冷蔵庫を動かすのは重いし面倒…」という声、本当によく分かります。日常のメンテナンスとしては、冷蔵庫を定位置に置いたまま行う「隙間掃除」だけで十分効果があります。ただし、いきなり自己流でやると失敗することがあるので、正しい手順を押さえておきましょう。

【絶対NG】いきなり濡れた雑巾やウェットシートを使わない!

冷蔵庫の下には、綿ボコリが大量に堆積しています。ここにいきなり水分を含んだシートや雑巾を突っ込むと、ホコリが水を吸って「泥状」になり、床にベッタリと張り付いてしまいます。

こうなると掃除機でも吸えず、除去が極めて困難になります。「まずは乾いた状態でホコリを取る(ドライ清掃)」が鉄則です。

ステップ1:現状確認と障害物の除去

まずは、スマートフォンのライトや懐中電灯で、冷蔵庫の下の隙間(フロント部分のカバーの隙間など)を照らして覗いてみましょう。

ペットのおもちゃ、ペンのキャップ、子供のスーパーボールなどが転がっていませんか?これらは掃除の邪魔になるので、長い棒(定規など)を使って最初に取り出しておきます。

ステップ2:乾いたホコリを「掻き出す」

次に、柄の長い隙間用ワイパーや、後述するハンガーストッキングを床面に沿ってゆっくりと差し込みます。奥まで届いたら、左右に動かしながら、手前にホコリを「掻き出す」イメージで動かします。掃除機を最強モードにして隙間に近づけながら作業すると、舞い上がったホコリをキャッチできます。

ステップ3:仕上げの「拭き掃除」

ホコリの塊が取れたら、ようやく水拭きの出番です。床にこびりついた油汚れやベタつきを取るために、薄い定規やワイパーの先端にウェットシート(または洗剤を含ませた雑巾)を巻き付け、再度隙間を拭きます。

これで、ホコリだけでなく、害虫が好む「匂い」や「油分」もリセットできます。

便利な100均グッズやハンガー

冷蔵庫下の隙間は高さが数センチしかなく、一般的な掃除機のヘッドやフローリングワイパーが入らないことがほとんどです。そこで活躍するのが、身近なアイテムや100均グッズです。

アイテム名特徴・おすすめポイント
ハンガーストッキング
(自作ツール)
クリーニング店でもらう針金ハンガーを縦に細長く伸ばし、不要になったストッキングを被せたもの。

【メリット】ストッキングの化学繊維が摩擦で強力な静電気を発生させ、掃除機では吸い切れない微細なホコリや髪の毛を磁石のように吸着します。
汚れたらストッキングを捨てるだけなので衛生的かつコストゼロです。
隙間用ハンディワイパー
(100均・ホームセンター)
プラスチック製の薄い板に、専用シートやフローリングシートを巻き付けて使う清掃用具。

【メリット】「しなり」がある素材のものが多く、床面にしっかりフィットします。
ダイソーなどの100円ショップでも優秀なものが手に入りますが、力を入れすぎると折れることがあるので優しく使いましょう。
長い定規+ウェットシート30cm〜50cmほどの定規の先端に、ウェットシートを輪ゴムで固定したもの。

【メリット】硬さがあるため、床にこびりついた頑固な汚れを「こそぎ落とす」のに向いています。
ドライ清掃後の仕上げ拭きに最適です。

個人的には、やはり「ハンガーストッキング」が最強かなと思います。どんな狭い隙間にも自由自在に入り込みますし、静電気パワーで「こんなにあったの!?」と驚くほどホコリが取れます。楽しみながら掃除ができるので、ぜひ一度試してみてください。

本格的な冷蔵庫の下の掃除と予防策

ここからは、年に一度の大掃除や引越しのタイミングで行いたい、冷蔵庫を移動させての「徹底掃除」について解説します。

「冷蔵庫なんて重くて動かせない!」と思っている方も多いですが、コツさえ掴めば女性一人でも動かせるように設計されています。

安全な冷蔵庫の動かし方と手順

脚カバーを外し、調整脚を回して上げ、キャスターを有効にしてから手前に引いて動かす一連の手順を図解
女性でもできる冷蔵庫を安全に動かす4つの手順

最近の冷蔵庫(特に400L以上の中〜大型機種)は重量が100kg近くありますが、底面には「キャスター(車輪)」が付いています。ただし、普段は勝手に動かないように「調整脚(アジャスター)」で踏ん張って固定されているため、これを解除する作業が必要です。

【保存版】冷蔵庫移動の4ステップ

  1. 準備と養生
    まず電源プラグを抜き、アース線を外します。製氷タンクの水やドアポケットの液体類など、振動でこぼれそうなものは取り出します。床の傷防止のため、進行方向の床に毛布や厚手の段ボールを敷いておきます。
  2. 脚カバーを外す
    冷蔵庫の最下部にあるプラスチック製の「脚カバー」を外します。多くの機種は、両端を持って手前に引けばパカッと外れます。
  3. 調整脚を「上げる」
    ここが最重要ポイントです。左右にある「調整脚(ネジのような部品)」を回して、床から浮かせます。
    多くのメーカーで共通しているのが、「反時計回り(左回り)」に回すと脚が短くなって床から浮くという構造です。脚が浮くと、冷蔵庫の全重量がキャスターに乗ります。
  4. 手前にゆっくり引く
    冷蔵庫の下部にある手掛けや側面を持ち、「真っ直ぐ手前」にゆっくり引きます。キャスターは前後にしか動かない固定式が多いため、横方向に無理に動かそうとすると床を傷つけます。「腰」で引くのではなく、体重を後ろにかけて移動させましょう。

掃除が終わって元の位置に戻す際は、逆の手順を行います。最後に必ず調整脚を「時計回り(右回り)」に回して、しっかりと床に接地させてください。これが甘いと、ドアの開閉時に冷蔵庫がグラグラ揺れたり、コンプレッサーの振動音がうるさくなったりする原因になります。

冷蔵庫から異音がする場合は、設置状態の不備が原因かもしれません。詳しい対処法は以下をご覧ください。
>>冷蔵庫から「ブーン」と音がする原因と対処法

こびりついた汚れに効く洗剤

油汚れに強いセスキ炭酸ソーダの推奨と、プラスチック割れ(ケミカルクラック)の原因となるアルコールや柑橘系洗剤のNG例
冷蔵庫掃除の洗剤選びと注意点

冷蔵庫をどかした跡地(冷蔵庫跡)には、数年分のホコリに加え、キッチン特有の油汚れが混ざった「黒ずんだ汚れ」が固着していることが多いです。これは酸性の性質を持つ複合汚れなので、アルカリ性の洗剤を使って中和・分解して落とします。

おすすめの洗剤選び

  1. セスキ炭酸ソーダ:重曹よりもアルカリ度が高く、水に溶けやすいのが特徴。頑固な油汚れやベタつきをスッキリ落とせます。スプレータイプが使いやすくておすすめです。
  2. 重曹:研磨作用があるため、こびりついた汚れを少し物理的にこすり落としたい場合に有効です。
  3. 台所用中性洗剤:フローリングのワックス剥がれが心配な場合や、汚れがそこまで酷くない場合は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤が最も素材を傷めず安全です。

【重要】プラスチック部品への「ケミカルクラック」に注意!

掃除の際、張り切って強力な洗剤を使いたくなりますが、冷蔵庫の底面やキャスターなどのプラスチック部品(ABS樹脂など)には注意が必要です。

特定の成分(特に柑橘系洗剤に含まれるリモネン、高濃度のアルカリ洗剤、アルコール、ベンジン・シンナー類)が付着したままになると、プラスチックの強度が低下し、割れてしまう「ケミカルクラック(応力腐食割れ)」という現象が起きます。

洗剤を使用した後は、必ず水拭きを2回ほど行い、洗剤成分がプラスチック部品に残らないように徹底してください。

床の傷防止にはマットが必須

せっかく重い冷蔵庫を動かして掃除をしたなら、このタイミングで「床を守るインフラ」を整えてしまいましょう。冷蔵庫の長期間の荷重による床の「へこみ」や、万が一の地震時の揺れによるキズを防ぐために、「冷蔵庫マット」の導入を強くおすすめします。

冷蔵庫マットの必要性については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>冷蔵庫マットはいらない?必要性を徹底解説

これから購入するなら、素材は「ポリカーボネート製」一択です。

素材理由
ポリカーボネート防弾シールドにも使われるほどの耐衝撃性を持ち、ハンマーで叩いても割れません。
透明度が高くインテリアを邪魔せず、耐熱性もあるため床暖房にも対応。変形や変色もほとんどありません。
ゴム・シリコン滑り止め効果は高いですが、長期間敷きっぱなしにすると、ゴムの成分が床材に移って変色(ゴム汚染)させるリスクがあります。
フェルト・毛布滑らせるのには便利ですが、設置用ではありません。
虫の温床になりやすく、水分をこぼした際に床まで染み込んでカビの原因になります。

ポリカーボネート製のマットは表面がツルツルしているので、万が一、液体や油をこぼしてもサッと拭き取るだけで掃除が完了します。衛生面でも最強のパートナーと言えるでしょう。

ゴム製のマットは、長期間敷いていると床に色が移ることがあるので、僕はあまりおすすめしていません。

マット選びで失敗したくない方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
>>冷蔵庫マットを買って後悔した事例と選び方

害虫の侵入を防ぐ隙間対策

床のキズを防ぐポリカーボネート製冷蔵庫マットと、壁の穴埋めや毒餌設置による害虫侵入防止策のイラスト
掃除後の汚れ・害虫予防対策アイテム

掃除をしてピカピカになった冷蔵庫下。ここで満足してはいけません。敵(ゴキブリ)が再び住み着かないよう、物理的・化学的な防御壁(バリア)を構築します。これを専門用語では「IPM(統合的害虫管理)」の考え方と言います。

1. 物理的封鎖:隙間を埋める

冷蔵庫の裏側の壁と床の間に隙間はありませんか?あるいは、ドレンホースやガス管が通っている周りに穴が開いていませんか?

これらは彼らの「侵入ルート」です。100円ショップやホームセンターで売っている「隙間テープ」や「配管用パテ(粘土のようなもの)」を使って、これらの穴を物理的に塞いでしまいます。入れなければ、住み着くこともできません。

2. 化学的防除:ベイト剤(毒餌)の設置

掃除したてのきれいな冷蔵庫の裏側(通り道になりそうな壁際)に、ブラックキャップなどの「ベイト剤(毒餌)」を設置します。

ホコリまみれの中に置くよりも、清潔な場所に置く方が誘引効果が高まると言われています。また、冷蔵庫下は暖かいため、外部から侵入してきた個体が最初に立ち寄る「休憩所」になりがちです。ここに毒餌を置いておくことで、巣ごと駆除するドミノ効果が期待できます。

冷蔵庫の掃除に関するよくある質問

Q1. 冷蔵庫の裏や下の掃除頻度はどれくらいが理想ですか?

A. 基本的には年に1回の大掃除のタイミングで冷蔵庫を動かして掃除するのが理想です。ただし、ペットを飼っている場合やホコリが溜まりやすい環境では、半年に1回のペース(冬と梅雨前など)で行うと、衛生面や省エネ効果をより高く維持できます。

Q2. 冷蔵庫の掃除にアルコール(エタノール)を使っても大丈夫ですか?

A. 基本的には使用可能ですが、注意が必要です。庫内の除菌には有効ですが、冷蔵庫の外装やプラスチック部品に高濃度のアルコールが長時間付着すると、ひび割れ(ケミカルクラック)や変色の原因になることがあります。使用後は必ず水拭きや乾拭きをして、成分を残さないようにしてください。

Q3. 掃除のために電源を抜いた後、すぐに入れても良いですか?

A. 掃除や移動が終わった直後に電源プラグを差し込んでも、最近の機種であれば基本的には問題ありません。ただし、古い機種や移動中に大きく傾けた場合は、冷媒(ガス)が安定するまで5分〜10分程度待ってから差し込むのが安全です。詳しくは取扱説明書をご確認ください。

Q4. 冷蔵庫の下の隙間に掃除機が入らない場合はどうすればいいですか?

A. 掃除機のヘッドが入らない場合は、無理に入れようとせず「隙間用ノズル」を使用するか、記事内で紹介した「ハンガーストッキング」や「柄の長い隙間ワイパー」を活用してください。特にハンガーストッキングは静電気でホコリを吸着するため、狭い場所でも効果的です。

Q5. 重曹とセスキ炭酸ソーダ、どちらを使うべきですか?

A. 汚れの質に合わせて使い分けましょう。「重曹」は研磨作用があるため、こびりついた汚れをこすり落としたい場合に適しています。「セスキ炭酸ソーダ」はアルカリ度が強く水に溶けやすいため、ベタベタした油汚れをスッキリ落とすのに最適です。冷蔵庫上の油汚れなどにはセスキがおすすめです。

まとめ:定期的な冷蔵庫の下の掃除で家を守る

火事・電気代・虫の危険を防ぐ掃除の重要性と、今週末から始められるハンガーストッキング作りを促すまとめスライド
冷蔵庫下掃除のまとめとアクションプラン

冷蔵庫の下の掃除は、正直言って重労働ですし、面倒な作業です。しかし、ここをきれいにすることは、単なる美観維持(見た目のきれいさ)にとどまりません。

  1. トラッキング火災から家族の命を守る「防災」
  2. 無駄なエネルギー消費を抑える「節約」
  3. アレルギーの原因や害虫を排除する「衛生管理」

これら全てにおいて、非常に高いリターンが得られる投資行動です。「見えない場所こそ、きれいに保つ」。それが、大切な家電とも、住まいとも長く快適に付き合っていくための秘訣かなと思います。

まずは今週末、「ハンガーストッキングでホコリを掻き出すだけ」から始めてみませんか?それだけでも、リスクは大幅に減らせますよ。

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