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こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。
「今使っている冷蔵庫って、結局何ワットくらい電気を使っているんだろう?」
電気代の高騰が続く中で、家計の固定費を見直すために冷蔵庫の現状を知りたい方や、万が一の災害による停電、あるいはキャンプや車中泊に備えてポータブル電源で冷蔵庫を動かしたいと考えている方は非常に増えています。
毎日のように店頭でお客様の相談に乗っていると、多くの方が「ワット数(W)」という言葉の定義を少しだけ誤解されていることに気づきます。
実は、冷蔵庫のワット数には「毎月の電気代にかかわる数値」と「ポータブル電源選びに必要な数値」の2種類があり、ここを混同すると「思ったより電気代が安くならない」とか「用意した電源で動かない」といったトラブルに直結してしまうのです。
この記事では、家電製品アドバイザーとエンジニアの資格を持つ僕が、カタログのスペック表や背面のシールに隠された「数字のカラクリ」を、分かりやすく解説します。

この記事に書いてあること
- シールのどこを見れば本当の電気代が分かるかが分かる
- 一人暮らし用の小型冷蔵庫が意外と電気を食う理由が分かる
- ポータブル電源で動かすために必要な出力ワット数が分かる
- 昔の冷蔵庫と比べてどれくらい節約できるかが分かる
冷蔵庫は何ワット?電気代と消費電力の基礎知識

冷蔵庫の側面やドアの内側にあるシール(銘板)を見ると、たくさんの数字が並んでいて混乱しますよね。「電動機の定格消費電力」「電熱装置の定格消費電力」「年間消費電力量」など、似たような言葉があるからです。
まずは、家計を守るために「電気代を計算するうえで見るべき数字」と、意外と知られていない「冷蔵庫の大きさによる電気代の逆転現象」について、詳しく解説していきます。
冷蔵庫の消費電力と年間電気代の計算方法
「この冷蔵庫の電気代は1時間あたりいくら?」と計算したいとき、多くの人が真っ先に見てしまうのが「定格消費電力(W)」です。しかし、結論から言うと、この数字を使って電気代を計算してはいけません。
なぜ「ワット数×24時間」では計算できないのか?

冷蔵庫は、ドライヤーやトースターのように「スイッチを入れている間はずっと全力で動いている家電」ではないからです。
冷蔵庫の役割は「庫内を冷やすこと」です。設定温度(例えば冷蔵室なら約3℃〜6℃)まで冷えれば、心臓部であるコンプレッサーは運転を停止したり、アイドリングのような極めて弱い運転に切り替わったりします。特に冬場や夜間など、ドアの開閉が少ない時間帯は、ほとんど電気を使わずに「魔法瓶」のような状態で冷たさをキープしています。
そのため、シールに書かれている「定格消費電力(例:100W)」に24時間を掛けて計算してしまうと、実際よりも何倍も高い電気代が算出されてしまうことになります。
見るべきは「年間消費電力量(kWh/年)」だけ
正しい電気代を知るために確認すべき唯一の指標、それが「年間消費電力量(kWh/年)」です。
これはJIS(日本産業規格)で定められた厳格なルールに基づき、「夏場の暑い日も、冬場の寒い日も、ドアの開閉も考慮して1年間使い続けたら、トータルでこれくらいの電気を使いますよ」という積算値を示したものです。
【正しい電気代の計算式】
年間消費電力量(kWh) × 31円(電力料金目安単価) = 年間の電気代
例えば、400L〜500Lクラスの一般的なファミリー向け冷蔵庫で、年間消費電力量が「270kWh」と記載されていた場合、計算は以下のようになります。
270kWh × 31円 = 8,370円
これが、その冷蔵庫を1年間使い続けたときにかかる電気代の目安です。1ヶ月あたりに換算すると約700円程度ですね。こう考えると、意外と安く感じるのではないでしょうか。
- 電気代単価について
- かつては「1kWhあたり27円」という目安単価が使われていましたが、近年のエネルギー価格高騰を受け、全国家庭電気製品公正取引協議会により「31円/kWh(税込)」へと改定されました。
古い記事では27円で計算されていることが多いですが、現状の家計実感に合わせるなら31円、あるいは燃料調整額を含めて35円程度で見積もっておくのが最適です。
一人暮らし用などの小型と大型の電気代比較
「一人暮らしだし、食材もそんなに入れないから、小さい冷蔵庫の方が電気代も安いはず」
そう思い込んでいませんか? 実はこれ、家電量販店でお客様とお話ししていても一番多い「思い込み」なんです。驚くべきことに、現在の冷蔵庫市場では、大型モデルの方が電気代が安いという逆転現象が常識となっています。
実際に、主要メーカーのカタログスペックを基に比較してみましょう。
| クラス | 容量(目安) | 年間消費電力量 | 年間の電気代(31円換算) |
| 小型(単身用) | 130L〜160L | 約300kWh | 約9,300円 |
| 中型(2〜3人用) | 300L〜350L | 約330kWh | 約10,230円 |
| 大型(ファミリー) | 450L〜550L | 約260〜270kWh | 約8,060円〜8,370円 |
表を見ていただくと分かる通り、500Lクラスの大型冷蔵庫の方が、150Lクラスの小型冷蔵庫よりも年間で1,000円以上も電気代が安くなっています。容量は3倍以上あるのに、電気代はむしろ安い。なぜこんな魔法のようなことが起きるのでしょうか。

理由1:インバータ制御という「頭脳」の差
最大の理由は「インバータ制御」の有無です。大型冷蔵庫には、庫内の温度やドア開閉の頻度に合わせて、コンプレッサーの回転数を細かく調整できる高性能なインバータが搭載されています。車で言えば、アクセルをふんわり踏んで燃費良く走る「エコドライブ」ができる状態です。
一方、安価な小型冷蔵庫の多くは、コストカットのためにインバータを搭載していません。「全力で冷やす」か「完全に止まる」かの2択(ON/OFF制御)しかできないため、無駄なエネルギー消費が多くなってしまうのです。
理由2:断熱材の性能と厚み
もう一つの理由は「断熱材」です。本体価格が高い大型モデルには、熱をほとんど通さない「真空断熱材」という高価な素材がふんだんに使われています。魔法瓶と同じ原理で、一度冷やせばその温度を長時間キープできます。
しかし、価格競争が激しい小型モデルでは、安価なウレタン断熱材が中心となることが多く、どうしても外気の影響を受けやすくなります。結果として、頻繁に再冷却が必要になり、電力を消費してしまうのです。
これから一人暮らしを始める方や買い替えを検討されている方へ。設置スペースと予算が許すなら、300L以上のクラスを選んだ方が、機能も充実していて電気代も含めたトータルコストでの満足度は高くなる傾向にあります。
一人暮らしにおすすめの冷蔵庫の大きさや選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>一人暮らしの冷蔵庫大きさはどれくらい?後悔しない選び方
10年前の冷蔵庫と比較して買い替えを検討
「今使っている冷蔵庫、まだ冷えるし壊れていないから買い替えるのはもったいない」
そう考えて使い続けている冷蔵庫、製造から何年経っていますか? もし、ご自宅の冷蔵庫が10年以上前(2010年〜2014年頃以前)に製造されたものなら、実は「使い続ける方がお金を捨てている」状態かもしれません。
劇的に進化した省エネ技術
冷蔵庫の省エネ技術は、ここ15年〜20年で飛躍的な進化を遂げました。特に大きかったのが、先ほど触れた「インバータ制御の高度化」と「真空断熱材の普及」、そして「AIによる学習機能(生活リズムに合わせて運転を制御する機能)」の搭載です。
実際に、20年前、10年前、そして現在のモデルで電気代をシミュレーションしてみましょう。(500Lクラスでの比較)

| 製造時期 | 年間消費電力量(目安) | 年間の電気代(31円換算) | 最新機種との差額 |
| 約20年前(2004年頃) | 約700kWh〜800kWh | 約21,700円〜24,800円 | 年間 約15,000円損 |
| 約10年前(2014年頃) | 約220kWh(※旧JIS測定) →実質約400kWh相当 | 約12,400円(実質) | 年間 約4,000円損 |
| 現在(2024年〜) | 約260kWh〜270kWh | 約8,000円〜8,300円 | – |
「もったいない」の視点を変えてみる
20年前の冷蔵庫を使っている場合、買い替えるだけで年間15,000円以上の節約になります。10年使えば15万円です。これは新しい冷蔵庫が1台買えてしまう金額ですよね。
「まだ使えるのにもったいない」という気持ちはとても大切ですが、古い冷蔵庫を使い続けることは、その差額を電力会社に払い続けているのと同じこと。新しい冷蔵庫に投資して、浮いた電気代で美味しい食材を買う方が、生活の質は間違いなく向上します。
冷蔵庫は家庭内の消費電力の約15%〜20%を占める、24時間365日稼働し続ける唯一の家電です。だからこそ、最新機種へのアップデートによる節電効果が最もダイレクトに家計に効いてくるのです。
ご自宅の冷蔵庫の寿命や、買い替えのサインについて気になる方は、こちらもあわせてご覧ください。
>>冷蔵庫の寿命は20年?症状別の買い替えサインを解説
いざ買い替えを決めた際に必要な準備や確認事項については、以下の記事でまとめています。
>>冷蔵庫の買い替え準備は何が必要?やることリスト完全ガイド
より詳細な省エネ性能の比較については、環境省が運営する「省エネ製品買換ナビゲーション」なども参考になります。ご自身の型番を入力すると具体的な削減額が分かりますよ。
(出典:環境省・経済産業省『省エネ製品情報サイト』)
冷蔵庫のアンペア数とブレーカー落ち対策
「朝の忙しい時間に、電子レンジとトースターを使ったらブレーカーが落ちた!」
「そこに冷蔵庫も関係しているの?」
こういった疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは「ワット数(電力)」だけでなく、「アンペア数(電流)」の観点から解説します。
冷蔵庫の電流は普段は小さいが…
一般的な家庭用冷蔵庫(100V電源)の場合、安定運転時の電流値は1A〜2A(100W〜200W)程度です。家庭全体の契約アンペア数が30Aや40Aあれば、普段はほとんど気にする必要はありません。
しかし、注意が必要なタイミングが2つあります。
- コンプレッサーの起動時(突入電流)
冷蔵庫が最も電気を食うのは、ウィーンと動き出す瞬間です。この一瞬だけは、定格の数倍〜10倍近い電流(5A〜10A以上になることも)が流れます。もし、電子レンジ(約15A)とドライヤー(約12A)を使っている瞬間に、運悪く冷蔵庫が再起動すると、合計が契約アンペアを超えてブレーカーが落ちる可能性があります。 - 霜取り運転時
冷却を止めてヒーターで霜を溶かす時間帯です。この時は1.5A〜2A程度の電流が継続して流れます。
ブレーカー落ちを防ぐための対策
冷蔵庫の起動タイミングは自動制御なので、人間がコントロールすることはできません。そのため、以下の対策が有効です。
- 消費電力の大きい家電を重ねない:電子レンジ、ドライヤー、炊飯器、電気ケトル。これら「熱を出す家電」は、なるべく同時に使わないように意識する。
- 契約アンペアの見直し:頻繁に落ちるようなら、契約アンペアを1ランク(10A)上げることも検討しましょう。基本料金は数百円上がりますが、ストレスからは解放されます。
- 独立回路の確認:最近の住宅では、冷蔵庫用コンセントは他の回路と分けられていることが多いですが、古い住宅では同じ回路に他のコンセントが繋がっていることがあります。タコ足配線で他の高負荷家電(レンジ等)を同じコンセントに繋ぐのは絶対に避けましょう。
消費電力表示が変わったJIS規格の変更点
カタログを見比べていて、「あれ? 10年前の冷蔵庫より、最新機種の方が年間消費電力量の数字が大きくなっていない?」と気づいた鋭い方もいるかもしれません。
「技術が退化したの?」と不安になるかもしれませんが、安心してください。これは2016年頃に測定基準(JIS規格)がより厳しく変更されたからです。
JIS C 9801-3:2015 による測定条件の変化
以前の規格(旧JIS)は、測定条件が少し甘いものでした。例えば、庫内に食品を入れずに空っぽの状態で測定していたり、壁から離して設置していたりしました。しかし、実際の生活では食品を詰め込みますし、壁際に設置しますよね。
そこで、2015年に改定された新JIS規格(JIS C 9801-3:2015)では、より実態に即した厳しい条件が採用されました。
- 負荷の投入:ペットボトルなどの模擬負荷を入れて測定するようになった。
- 設置条件:壁際に設置して放熱条件を厳しくした。
- 洗濯物の追加(※洗濯機の例ですが、家電全体で実負荷に近づいています)
この変更により、全く同じ性能の冷蔵庫でも、新基準で測り直すと数値が約1.3倍〜1.4倍(あるいはそれ以上)大きく表示されるようになりました。
【比較時の注意点】
2014年以前のカタログ値(例:220kWh/年)と、現在のカタログ値(例:270kWh/年)を単純に見比べると、「昔の方が省エネじゃん!」と勘違いしてしまいます。
実際には、旧製品を今の基準で測ると350kWh〜400kWh近くになることが多いため、最新機種の方が圧倒的に省エネです。
数字の見た目に騙されないよう、製造年と測定基準の違いには注意してくださいね。
ポータブル電源で冷蔵庫は何ワット必要か解説

ここまでは「家庭のコンセント」で使う話でしたが、ここからは最近非常にニーズが高まっている「ポータブル電源」での運用について深掘りします。
地震や台風などの災害による停電対策、あるいはキャンプや車中泊で冷たい飲み物を楽しみたい。そんな時、冷蔵庫を動かすにはどれくらいのスペックのポータブル電源が必要なのでしょうか。
結論から言うと、見るべきは「年間消費電力量」ではなく、瞬間のパワーである「定格消費電力(W)」と「起動電力」です。ここを間違えると、「せっかく10万円もする電源を買ったのに、冷蔵庫がピクリとも動かない」という悲劇が起こります。
ポータブル電源で動かす際の定格消費電力
まず基本となるのは、冷蔵庫のシールの「電動機の定格消費電力」という項目です。
- 小型冷蔵庫(100L前後):約50W〜70W
- 大型冷蔵庫(400L以上):約80W〜110W
これを見ると、「なんだ、100Wくらいか。じゃあ定格出力200Wや300Wの安いポータブル電源でも余裕で動くね」と思ってしまいますよね。
しかし、ここに最大の落とし穴があります。定格消費電力の数値だけを信じて電源を選ぶと、十中八九失敗します。
起動電力と突入電流による停止リスク
冷蔵庫を動かすうえで最大の壁、それが「起動電力(突入電流)」という物理現象です。
魔の「一瞬」に耐えられるか
冷蔵庫のモーター(コンプレッサー)は、静止状態から回転を始めるその一瞬に、ものすごいエネルギーを必要とします。重い台車を押して動かすとき、最初に一番力が必要なのと似ています。
この時、定格消費電力の約5倍〜10倍もの電流が一気に流れます。これを「突入電流」と呼びます。
つまり、定格100Wと書かれている冷蔵庫でも、起動する0.1秒〜数秒間だけは、500W〜1000W以上の出力を要求してくるのです。

【よくある失敗例】
定格出力400Wのポータブル電源に、定格80Wの冷蔵庫を繋いだ。
→ コンプレッサーが起動しようとした瞬間、800W近い負荷がかかる。
→ ポータブル電源が「過負荷(Overload)」を検知して、安全装置が作動し給電をストップ。
→ 冷蔵庫は動かない。
選ぶべきスペックの目安
家庭用の冷蔵庫を確実に動かしたいのであれば、以下のスペックを持つポータブル電源を強く推奨します。
- 定格出力:1000W以上
- 瞬間最大出力(サージ電力):1500W〜2000W以上
「Jackery 1000」や「EcoFlow DELTA 2」といった、いわゆる「1000Wh / 1000Wクラス」の製品が、冷蔵庫を動かすための最低ラインだと考えてください。
霜取りヒーター作動時の消費電力上昇
起動電力をクリアしても、次に待ち構えているのが「霜取りヒーター」の問題です。
先ほども触れましたが、冷蔵庫は冷却機能とは別に、霜を溶かすためのヒーターを内蔵しています。このヒーターの消費電力は、銘板の「電熱装置の定格消費電力」に記載されており、150W〜200W前後であることが多いです。
バッテリー持ちの計算が狂う原因
ポータブル電源で運用中、「今はコンプレッサーが安定して回っているから50Wくらいだな。これならあと20時間は持つぞ」と計算していたとします。
しかし、冷蔵庫は自動的に霜取りモードに入ることがあります。すると、消費電力がいきなり150W以上に跳ね上がり、それを30分〜1時間程度続けます。この「隠れた高負荷運転」によって、想定よりも早くバッテリーが空になってしまうのです。
停電時などの非常時には、冷蔵庫の設定で「霜取り停止」などができれば良いのですが、家庭用冷蔵庫には基本的にそのような機能はありません。そのため、ポータブル電源の容量(Wh)を選ぶ際は、計算上の稼働時間よりも7割〜8割程度で見積もっておくのが安全です。
車中泊には家庭用より車載冷蔵庫を推奨

もし、この記事を読んでいるあなたが「キャンプや車中泊で毎回冷蔵庫を使いたい」と考えているなら、家庭用の冷蔵庫を車に積むのはおすすめしません。
その代わりに、最初から車での使用を前提に作られた「車載冷蔵庫(ポータブル冷蔵庫)」を導入することを強く推奨します。
なぜ車載冷蔵庫が良いのか?
- 変換ロスがない
家庭用冷蔵庫は「交流(AC)100V」で動きますが、ポータブル電源の中身は「直流(DC)」の電池です。DCをACに変換する際に、どうしても10%〜20%程度のエネルギーロス(熱として捨てられる電気)が発生します。
一方、車載冷蔵庫はシガーソケットなどのDC電源で直接動くため、このロスがありません。 - 振動に強い
家庭用冷蔵庫のコンプレッサーは、移動中の振動に耐えるようには設計されていません。車で揺られることで故障するリスクがあります。車載冷蔵庫は、振動に強い設計のコンプレッサーを搭載しています。 - 圧倒的な省電力
最新の車載冷蔵庫は非常に効率が良く、消費電力は40W〜60W程度。設定温度に達すれば数ワットで維持できるモデルもあります。同じ1000Whのポータブル電源を使った場合、家庭用冷蔵庫なら1日持つかどうかですが、車載冷蔵庫なら2泊3日でも余裕で持つケースが多いです。
「餅は餅屋」という言葉があるように、アウトドアにはアウトドア専用の冷蔵庫を用意するのが、結果として最もコストパフォーマンスと信頼性が高くなります。
冷蔵庫は何ワットかに関するよくある質問
Q1. 自宅の冷蔵庫のワット数はどこを見れば分かりますか?
A. 一般的には、冷蔵室の扉の内側(ポケットの横あたり)に貼られているシール(銘板)に記載されています。「電動機の定格消費電力」や「電熱装置の定格消費電力」という項目を確認してください。
Q2. 冷蔵庫はずっと記載されているワット数を消費し続けるのですか?
A. いいえ、違います。冷蔵庫は庫内が冷えると運転を弱めたり停止したりするため、常に全力(定格消費電力)で動いているわけではありません。正確な電気代を知りたい場合は、ワット数ではなく「年間消費電力量(kWh)」を確認する必要があります。
Q3. ポータブル電源で冷蔵庫が動かない原因は何ですか?
A. 最も多い原因は「起動電力(突入電流)」不足です。冷蔵庫は動き出す瞬間に定格ワット数の5〜10倍ものパワーを一気に必要とするため、最大出力の小さいポータブル電源では安全装置が作動して止まってしまうことがあります。
Q4. 冷蔵庫の電源プラグを延長コードに繋いでも大丈夫ですか?
A. メーカーとしては、壁のコンセントへの直接接続を推奨しています。どうしても延長コードを使う必要がある場合は、必ず「1500Wまで」対応した太いコードを使用し、他の家電(電子レンジなど)とは絶対に併用しないでください。起動時に大電流が流れ、発熱や発火の原因になる恐れがあります。
コンセントが届かない場合の安全な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
結論:冷蔵庫は何ワットか知って賢く活用

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
「冷蔵庫は何ワット?」というシンプルな疑問から始まりましたが、その答えは目的によって全く異なる視点が必要だということがお分かりいただけたかと思います。
【今回のまとめ】
- 電気代を節約したいなら
「ワット数」ではなく「年間消費電力量(kWh)」を見る。そして、「大きい方が省エネ」という現代の常識を知っておく。 - 買い替えを迷っているなら
10年以上前のモデルなら、買い替えは「出費」ではなく「投資」。電気代の差額で元が取れる可能性が高い。 - ポータブル電源で動かしたいなら
定格消費電力の「10倍のパワー(起動電力)」に耐えられる、出力1000Wクラスの電源を用意する。
冷蔵庫は、一度購入すると10年は生活を共にするパートナーです。毎日24時間、文句も言わずに食材を守ってくれる彼らのことを正しく理解してあげることで、家計の節約にも、万が一の安心にも繋がります。
この記事が、あなたの家電選びや電気代の見直しにとって、少しでも役に立つヒントになれば嬉しいです。あなたのライフスタイルにぴったりの一台が見つかりますように。
