リファ（ReFa）ドライヤーの口コミや悪い噂を検証！爆発や故障の真実

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

高機能でデザインも美しいリファのドライヤー。憧れているけれど、いざ購入しようとして検索すると「爆発」「壊れやすい」「重い」「効果ない」といった不穏なキーワードが目に入り、不安になってしまったという方も多いのではないでしょうか。

決して安くはない買い物ですから、後悔したくないと思うのは当然のことです。実は、これらの悪い口コミには明確な理由や、すでに解決済みの過去の問題が含まれています。

また、一部の不満は自分の髪質やライフスタイルに合わないモデルを選んでしまった「ミスマッチ」によるものであることも少なくありません。

この記事では、家電好きの僕がリサーチした情報をもとに、リファドライヤーにまつわるネガティブな噂の真相を徹底的に検証し、あなたが納得して選べるようお手伝いします。

リファドライヤーの口コミが悪いと言われる原因を解明

リファのドライヤーは非常に人気が高い一方で、ネガティブな口コミも一定数存在します。

しかし、それらを詳しく分析すると、過去の初期不良や個人の感覚による部分が大きいことがわかってきました。

ここでは、検索候補に出てくる主な懸念点について、その背景と真実を一つひとつ紐解いていきます。

爆発事故の噂と安全性の真相

まず、リファの購入を検討する上で最も心理的なハードルとなるのが「爆発」という衝撃的なキーワードではないでしょうか。結論から申し上げますと、この噂の正体は初代モデル「ReFa BEAUTECH DRYER」の初期ロットの一部で発生した「ファンの破損事故」のことです。

具体的には、ドライヤー内部で高速回転するファンが、製造上の不備により耐久性が不足しており、使用中に破損してその破片が本体内部に衝突。

その際に「バン！」という大きな破裂音や、モーターロックによる火花（スパーク）が発生するという事象でした。これは確かにユーザーにとっては「爆発した」と感じられる恐ろしい体験ですが、火薬が爆発したような化学的な爆発事故ではありません。

インターネット上の情報は一度拡散されると、問題が解決された後も「デジタルの残りカス」として残り続ける傾向があります。

「爆発」という言葉だけが独り歩きしていますが、それはあくまで「過去の特定の初期不良」の話であり、現在の製品の安全性とは切り離して考えるべきです。

もし、中古品やフリマアプリで古いモデル（2019年製など）を安く購入しようとしている場合は注意が必要ですが、正規ルートで新品を購入する限り、この問題を心配する必要は全くありません。

すぐ壊れやすいという評判と寿命

次に多いのが「1年過ぎたらすぐ壊れた」「高いのに寿命が短い」という口コミです。4万円もするドライヤーがすぐに動かなくなったら、誰だって怒りたくもなりますよね。しかし、修理業者や家電に詳しい人たちの間では、これらの故障の多くが「電源コードの断線」に起因していることが知られています。

リファなどの高機能ドライヤーは、サロン（美容室）での使用も想定されているため、一般的な家庭用ドライヤーよりも太く、丈夫な「キャブタイヤコード」などを採用していることが多いです。

一見頑丈そうに見えるのですが、実はこの太さが仇となることがあります。コードが太い分、無理に折り曲げた時の反発力が強く、内部の銅線に大きな負荷がかかりやすいのです。

故障を招くNG習慣ワースト1

最もやってはいけないのが、「本体の持ち手にコードをきつく巻き付けて保管する」ことです。これを毎晩繰り返していると、コードの根元部分（ブッシング）がねじ切れてしまい、接触不良を起こします。「使用中に角度を変えると電源が落ちる」「焦げ臭いにおいがする」といった症状は、ほぼ間違いなく断線の予兆です。

これはリファに限った話ではなく、ダイソンやパナソニックの高級機でも同様ですが、特にリファユーザーは「丁寧にしまいたい」という意識からか、几帳面に巻き付けてしまう方が多いようです。

長持ちさせるための正解は、「コードを束ねず、ふんわりとさせてフックにかける」か、「付属のベルクロバンドを使って、大きな輪っかを作るように緩く束ねる」ことです。

また、吸気口（フィルター）の掃除をサボることも故障の大きな原因です。ホコリが溜まると内部温度が異常上昇し、安全装置であるサーモスタットが作動して電源が落ちます。

これを繰り返すとヒューズが飛び、二度と起動しなくなります。「壊れやすい」という評判の一部は、こうしたメンテナンス不足や使い方の癖による「自滅」が含まれている可能性が高いのです。

本体が重いし疲れるという不満

「重くて腕が疲れる」「乾かしている途中で休憩したくなる」という切実な口コミ。これは主に、フラッグシップモデルである「ReFa BEAUTECH DRYER PRO（プロ）」に対する評価です。

PROモデルの本体重量は約740g（電源コード含む）。一般的な家庭用ドライヤーが500g〜600g程度であることを考えると、確かにヘビー級です。

なぜこんなに重いのかというと、プロの技を再現するための「対象物センサー」や、高耐久のモーター、そしてリファ独自の「ハイドロイオン」発生機構など、詰め込まれているテクノロジーの量が違うからです。

重心バランスと使い方のコツ

実は、740gという数字以上に「重く感じる」原因があります。それは重心の位置です。PROモデルはノズル（先端）部分にセンサー等の部品が配置されているため、持った時に重心が前方に傾きやすくなっています。これを支えようと手首に力が入り続けるため、テコの原理で実際の重量以上の負荷がかかってしまうのです。

美容師さんはお客さんの頭の上からドライヤーを振り下ろす形で使うため、この重さはあまり苦になりません。しかし、私たちが自分の髪を乾かすときは、腕を肩より上に上げて使い続けることになります。ロングヘアで乾燥に15分以上かかる方にとっては、毎日のこれが筋トレのような苦行になってしまうことも。

ただ、この重さは「妥協のない性能の証」でもあります。重厚感のあるボディは振動を吸収し、安定した風を送る役割も果たしています。

「重くてもいいから、最高の仕上がりが欲しい」という覚悟がある方にはPROが向いていますが、「毎日のことだし、楽な方がいい」という方は、迷わず軽量モデルの「SMART（スマート）」を選ぶべきです。SMARTなら約475g〜520gと、驚くほど軽く作られています。

キーンという音がうるさい問題

PROが「重さ」で批判されるのに対し、軽量化された「SMART」シリーズの初期モデルで多かった不満が「音」の問題です。「工事現場のような音がする」「耳をつんざくようなキーンという高音が無理」といった口コミが見受けられます。

これは、ドライヤーの心臓部であるモーターの違いに起因しています。SMARTシリーズは、小型でも爆発的な風量を生み出すために、毎分約10万回転する超小型高速モーターを搭載しています。

このモーターが回転する際に発生するのが、金属的で甲高い高周波音（2,000Hz〜4,000Hz付近）です。この音域は人間の耳にとって特に不快に感じやすく、また壁を透過して響きやすいため、集合住宅や夜間の使用で家族に気を使うというストレスを生んでしまいました。

しかし、最新モデルである「SMART W（スマートダブル）」では、この問題にメスが入りました。ファンの羽根の形状やモーターの制御が見直され、風切り音の質が改善されています。

完全に無音になったわけではありませんが、初期型のような「突き刺さるような高音」はかなりマイルドになり、「普通のドライヤーの音」に近づいています。

効果ないし後悔するという声

最も残念なのが、4万円以上の投資をしたのに「効果がなかった」「逆に髪が扱いづらくなった」と感じてしまうケースです。これには、リファが目指す「レア髪」というコンセプトと、ユーザーの髪質との間に生じる「構造的なミスマッチ」が関係しています。

リファの核心技術である「プロセンシング（温度自動制御）」と「ハイドロイオン」は、髪の水分量を極限まで保持し、しっとりと重めにまとめることに特化しています。これがハマるのは以下のような髪質の人です。

• カラーやパーマを繰り返しているハイダメージ毛
• 乾燥してパサつき、広がりやすい髪
• 硬くて太く、言うことを聞かない剛毛

一方で、以下のような髪質の人が使うと、逆効果になることがあります。

• 猫っ毛で細い髪の人： 水分を含みすぎて重くなり、トップがペタンコにつぶれてしまう。
• オイリー肌（脂性肌）の人： しっとり感が「ベタつき」として感じられ、洗っていないような質感になってしまう。
• バージン毛（健康毛）の人： 元々ダメージがないため、補修効果を感じにくく、「ただ風が弱いドライヤー」に感じてしまう。

また、せっかくのセンサー機能をオフにして、常に高温（マニュアルモード）でガンガン乾かしている方もいますが、これではリファを買った意味がありません。

リファは「熱くない風」で乾かすからこそ意味があるのです。「乾くのが遅い」と感じてセンサーを切ってしまうと、ただの高いドライヤーになってしまいます。

リファドライヤーの口コミが悪くても選ばれる理由

ネガティブな意見があるにもかかわらず、リファが多くの支持を集めているのには理由があります。

それは、自分の髪質や目的に合ったモデルを選び、正しく使えば、他のドライヤーでは到達できない「圧倒的な美髪」が手に入るからです。

ここからは、競合製品との比較や、賢い選び方について深掘りしていきます。

パナソニックやダイソンと比較

「リファを買って後悔したくない」と考える方が必ず比較検討するのが、パナソニックの「ナノケア」と、ダイソンの「Supersonic」です。

これらは価格帯も近く、どれも素晴らしい製品ですが、目指しているゴールが全く異なります。

機種	テクノロジーと哲学	こんな人におすすめ	公式サイト
ReFa (リファ) PRO / SMART W	「物理的アプローチ」 温度センサーで髪の温度を60℃以下に強制制御。 熱ダメージを物理的にゼロに近づけ、水分を残す。	・髪の傷みがひどい ・「しっとり・柔らかい」髪になりたい ・美容家電としてのデザイン性も重視する	詳細を見る
Panasonic ナノケア EH-NA0J	「化学的アプローチ」 高浸透ナノイーで髪の内部に水分を補給。 地肌ケアモードなど機能が多彩でバランスが良い。	・家族みんなで使いたい ・地肌の乾燥も気になる ・「サラサラ・指通り」を重視する ・失敗したくない安定志向	詳細を見る
Dyson (ダイソン) Supersonic	「力学的アプローチ」 圧倒的な風圧（V9モーター）で、熱に頼らず物理的に水滴を吹き飛ばす。 速乾性は最強。	・多毛、剛毛で乾かすのが苦痛 ・1分1秒でも早く乾かしたい ・スタイリングでカチッと決めたい	詳細を見る

比較のポイントは「水分感」です。リファの仕上がりは、触った瞬間に「冷んやり」とするような、髪の芯まで水が詰まっている感覚（レア髪）があります。対してナノケアは、表面が整って「スルン」とする感覚。ダイソンは一本一本が独立して「サラッ」とする感覚です。

もしあなたが「アホ毛を落ち着かせたい」「毛先までまとまる重めの質感が欲しい」と願うなら、ナノケアやダイソンよりもリファが適しています。

逆に「機能全部入りで地肌もケアしたい」ならナノケアが最強のオールラウンダーであり、「子供の髪を乾かす戦争を早く終わらせたい」ならダイソンの風量が神に見えるでしょう。

風量が弱いと感じる髪質とは

「リファは風が弱い」という口コミも見られますが、これは半分正解で半分誤解です。数値的な風量（㎥/分）で見れば、最新のSMART Wなどは他社製品と比べても決して劣っていません。しかし、体感として弱く感じる理由があります。

それは、「風が暴れないように制御されている」からです。ダイソンなどは直進性の強い風で髪を掻き分けるようなイメージですが、リファは風を拡散させ、優しく包み込むように設計されています。これは、強い風で髪同士が擦れてキューティクルが傷つくのを防ぐためです。

そのため、髪の量が非常に多い（多毛・剛毛）人が使うと、風が地肌まで届きにくく、「なかなか乾かない」「風が弱い」と感じてしまうことがあります。

偽物の見分け方と購入リスク

リファを購入する際、最も警戒すべきリスクは「偽物（コピー品）」の存在です。残念ながら、人気ブランドの宿命として、市場には精巧な偽物が溢れています。

これらは外見だけを真似ており、中身は数千円のドライヤー以下の粗悪品です。

偽物の特徴と危険性

1. プロセンシングが機能しない： センサーらしきものはついているが飾りで、実際は常に高温の風が出る。これでは髪を傷めるだけです。
2. 電源コードが熱くなる： 粗悪な部品を使っているため、発火のリスクがあります。
3. シリアルナンバーがない： 箱や保証書、本体に固有の番号がない、または削り取られている。

特に危険なのが、Amazonのマーケットプレイス（「Amazonが販売・発送」以外の出品者）、楽天市場などの「激安非正規店」、そしてメルカリやラクマなどのフリマアプリです。「定価より1万円安い！」「プレゼントでもらったけど使いません」といった言葉に飛びつくと、保証が一切受けられないゴミをつかまされることになります。

本物のリファには、必ず「ギャランティーカード」が付属し、ホログラムなどの偽造防止加工が施されています。しかし、最近はギャランティーカードごと偽造する手口も横行しています。

結局のところ、「公式ショップ（MTG ONLINESHOP）」や「正規販売店（大手家電量販店、百貨店、提携美容室）」で購入するのが、唯一かつ確実な自衛策です。数千円をケチって数万円をドブに捨てるリスクは冒すべきではありません。

保証期間と修理費用の目安

「壊れやすい」という評判がある以上、購入後の保証についても真剣に考える必要があります。通常、メーカー保証は購入日から1年間ですが、ドライヤーは毎日使うものであり、かつモーターやヒーターという消耗部品の塊であるため、故障リスクは常に付きまといます。

もし保証期間外に故障した場合、修理費用はかなり高額になります。

新品価格の半分近い修理費を提示され、泣く泣く修理を諦めて廃棄するユーザーも少なくありません。こうした事態を防ぐために、僕が強くおすすめするのは「5年延長保証」への加入です。

公式ショップや一部の量販店では、数千円の追加料金で保証期間を5年に延長できるオプションが用意されています。1日あたりのコストに換算すればわずか数円です。

「ソニータイマー」のように1年直後に壊れる悲劇を回避し、5年間安心して使い倒せる権利を買うと思えば、これほどコスパの良い投資はありません。

プロとスマートの賢いモデル選び

最後に、これまでの情報を踏まえて、あなたが選ぶべきモデルを整理します。

「なんとなく高い方が良さそう」でPROを選ぶと、重すぎて後悔しますし、「新しいから」とSMARTを選んで音が気になってしまうかもしれません。

ReFa BEAUTECH DRYER PRO（プロ）がおすすめな人

• 重さ（約740g）は気にならない、むしろ高級感があって良い
• 収納スペースに余裕がある（折りたたみ不要）
• とにかく「しっとり・もっちり」としたレア髪の質感を最優先したい
• センサー機能など、リファの全機能を余すことなく使いたい

ReFa BEAUTECH DRYER SMART W（スマートダブル）がおすすめな人

• 腕が疲れるのは絶対に嫌。軽さ（約520g）こそ正義
• 旅行やジムにも持って行きたい（折りたたみ必須）
• コンパクトでも風量は妥協したくない
• 一人暮らしや狭い洗面所でもスッキリ収納したい

自分の優先順位が「仕上がりの極致」なのか、「毎日の使いやすさ」なのか。ここさえ間違えなければ、リファはあなたの期待を裏切りません。

リファドライヤーの口コミや評判に関するよくある質問

Q1. リファのドライヤーは壊れやすいというのは本当ですか？

A. 「壊れやすい」という口コミの多くは、電源コードを本体にきつく巻き付けるなどの誤った保管方法による断線が原因です。吸気口の掃除や正しいコードの取り扱いを行えば、一般的なドライヤーと同様に長く愛用できます。

Q2. リファのドライヤーは海外でも使用できますか？

A. モデルによって異なります。「ReFa BEAUTECH DRYER PRO」や初期の「SMART」は日本国内専用（100V）ですが、最新モデルの「ReFa BEAUTECH DRYER SMART W」はマルチボルテージ仕様となっており、変圧器なしで海外でも使用可能です。

Q3. 偽物と本物を見分ける方法はありますか？

A. 偽物は精巧に作られており、外見だけで見分けるのは非常に困難です。確実に正規品を入手するには、Amazonマーケットプレイスやフリマアプリなどの非正規ルートを避け、MTG公式オンラインショップや正規取扱店（百貨店・家電量販店）で購入することを強く推奨します。

Q4. 結局、PROとSMARTのどちらを選べばいいですか？

A. 重さが気にならず、とにかく髪の「しっとり感」や「まとまり」を最優先したい方は「PRO」がおすすめです。一方で、腕が疲れない「軽さ」や「収納のしやすさ」を重視しつつ、十分なケア機能を求める方は「SMART W」を選ぶのが正解です。

Q5. リファドライヤーの寿命は何年くらいですか？

A. 一般的な高性能ドライヤーの寿命目安である3〜4年程度と考えて良いでしょう。ただし、フィルター掃除の頻度やコードの扱い方で大きく変わります。長く安心して使うためには、購入時に「5年延長保証」への加入をおすすめします。

まとめ：リファドライヤーの口コミが悪くても試す価値あり

ここまで「悪い口コミ」の裏側を徹底的に見てきましたが、その多くは過去の事象であったり、ユーザーの選び方のミスマッチ、あるいは偽物リスクによるものでした。

リファのドライヤーが提供してくれる「自宅で毎日、サロン帰りのような髪になれる」という体験は、多少の価格や重さを補って余りある価値があると僕は思います。

髪が綺麗にまとまると、朝の準備時間が短縮されるだけでなく、一日中気分良く過ごせます。それは単なる家電への投資ではなく、あなた自身のQOL（生活の質）への投資です。

リスクを正しく理解し、自分に合ったモデルを正規ルートで手に入れれば、毎日の髪乾かしが面倒な作業から、楽しみなケアタイムに変わるはずです。

※本記事の情報は執筆時点のものです。製品の仕様や価格は変更になる場合がありますので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な購入判断はご自身の責任で行ってください。