洗濯機はドラム式か縦型か?洗浄力と電気代を比べて最高の選択を

PR

洗濯機はドラム式か縦型か?洗浄力と電気代を比べて最高の選択を

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

洗濯機を買い替えるタイミングって、人生でそう何度も来るわけじゃないですよね。だからこそ、ドラム式にするか縦型にするか、すごく悩んでしまう気持ち、よくわかります。

決して安くはない買い物ですし、一度買ったら10年近く付き合うパートナーになるわけですから、絶対に後悔したくないと思うのは当然です。

最近は電気代や水道代も気になりますし、子供の泥汚れが落ちるのか、一人暮らしならどっちが便利なのか、考えることは山積みですよね。

それぞれのメーカーからも魅力的な機能が出ていて目移りしてしまいますが、実はライフスタイルによって正解は全く違うんです。

この記事では、それぞれの違いやメリットを比較しながら、あなたにとってベストな一台を見つけるお手伝いをします。

この記事に書いてあること

  1. ドラム式と縦型の決定的な洗浄メカニズムの違い
  2. 乾燥機能を使う場合のリアルな電気代とコスト比較
  3. 子供がいる家庭や一人暮らしなど生活スタイル別の最適解
  4. 主要メーカーごとの独自技術と選び方のポイント

洗濯機はドラム式か縦型か?違いとメリットを比較

ドラム式と縦型、それぞれの特徴を理解して後悔しない選択をしましょう。

まず最初に、ドラム式と縦型、それぞれの根本的な違いについてお話しします。見た目の形が違うだけじゃなく、実は汚れを落とす仕組みや得意なことが全く異なるんです。

「なんとなくカッコいいから」で選ぶと、後で「思ったより汚れが落ちない」なんてことになりかねません。両者のメリットとデメリットをしっかり比較して、まずは基本を押さえておきましょう。

ドラム式と縦型の洗浄力や汚れ落ちの違い

左:ドラム式洗濯機のたたき洗い、右:縦型洗濯機のもみ洗いの様子を比較した写真
洗浄方式の違いが、得意な汚れの違いに直結します。

洗濯機を選ぶ上で一番気になるのは、やっぱり「ちゃんと綺麗になるのか?」という点ですよね。ここには明確な得意・不得意があり、物理的なメカニズムを知ることで、どちらが自分に合っているかが見えてきます。

ドラム式洗濯機:「たたき洗い」と温水の化学力

まずドラム式洗濯機の洗浄メカニズムは、「たたき洗い」が基本です。ドラムが回転して衣類を上へと持ち上げ、重力を利用して下へ落とす。この落下時の衝撃エネルギーを使って汚れを落とします。この方式の大きな特徴は、衣類同士をこすり合わせない点にあります。

衣類が絡まりにくく、摩擦が少ないため、生地の傷みや毛羽立ちを最小限に抑えることができます。お気に入りのニットやデザイン性の高いシャツなどを長く大切に着たい方にとっては、非常に魅力的なポイントですよね。さらに、使用する水量が少ないため、必然的に洗剤液の濃度が高くなります。高濃度の界面活性剤が皮脂汚れを強力に分解してくれるのです。

そして、ドラム式の真骨頂とも言えるのが「温水洗浄」機能との相性の良さです。少ない水をヒーターで温めるため、エネルギー効率よくお湯洗いができます。洗剤中の酵素が最も働く40℃〜60℃の水温をキープすることで、繊維の奥に染み込んだ皮脂汚れや、嫌なニオイの原因菌を徹底的に除去します。

鈴木
鈴木

僕も夏場の汗染みや、部屋干し臭が気になるタオルを洗うときは、必ず温水モードを使っていますが、その消臭効果は劇的です。

「白さが蘇る」という表現が大げさではないことを実感できるはずです。

縦型洗濯機:「もみ洗い」と大流量の物理力

一方、縦型洗濯機は、「もみ洗い(かくはん洗い)」が基本原理です。たっぷりの水を洗濯槽に溜め、底にあるパルセーター(回転羽根)を激しく回転させることで強力な水流を生み出します。衣類はこの水流に乗って動き回り、衣類同士がこすれ合う摩擦力と、水流によるせん断力で汚れを剥がし落とします。

この方式が圧倒的な強さを発揮するのが、泥汚れや砂汚れといった固形汚れです。繊維の隙間に入り込んだ土や砂は、いくら洗剤で化学的に分解しようとしても限界があります。これらを物理的に押し流すには、大量の水と強い機械力が必要です。野球のユニフォームや作業着、園芸で汚れた服などを洗う場合、縦型の洗浄力はドラム式を凌駕します。

ただし、強力な洗浄力とのトレードオフとして、衣類へのダメージは避けられません。衣類同士が強くこすれ合うため、繊維が摩耗しやすく、長袖やパンツが絡まり合って取り出しにくくなることもあります。「おしゃれ着洗いコース」なども進化していますが、構造的に生地への負荷はドラム式よりも高い傾向にあることは理解しておく必要があります。

洗浄力の比較まとめ

項目ドラム式洗濯機縦型洗濯機
洗い方たたき洗い(落下衝撃)もみ洗い(水流・摩擦)
得意な汚れ皮脂・油汚れ・ニオイ(温水)泥・砂・固形汚れ
衣類への影響優しい(絡まりにくい)負荷が高い(絡まりやすい)

乾燥の電気代が安いのはどっち?コスト比較

ヒートポンプ乾燥(ドラム式)とヒーター乾燥(縦型)のランニングコストを比較したインフォグラフィック
乾燥機能を毎日使うなら、ヒートポンプ式のドラム式が圧倒的に経済的です。

「洗濯機選びの最大の分岐点は乾燥機能にある」と言っても過言ではありません。乾燥機能をどれくらいの頻度で使うかによって、選ぶべき機種も、将来的にかかるコストも大きく変わってきます。ここでは、方式による決定的な違いを解説します。

ヒートポンプ乾燥:ドラム式の特権と圧倒的な省エネ性

現在発売されている中〜上位モデルのドラム式洗濯機の多くは、「ヒートポンプ乾燥」という方式を採用しています。これは、エアコンや冷蔵庫と同じ技術を応用したものです。湿気を含んだ空気を冷却して結露させることで除湿し、その際に発生する熱を利用して空気を温め、乾燥に使います。

この方式の最大のメリットは、圧倒的な電気代の安さです。従来のヒーター式に比べて効率が良く、1回の洗濯〜乾燥にかかる電気代はわずか20円〜30円程度で済むモデルが多いです。毎日乾燥機能を使っても、月の電気代への影響は数百円〜千円程度に収まります。

さらに、乾燥温度が約65℃前後と低温であることも重要です。高温になりすぎないため、衣類の縮みや傷みを防ぎながら、優しくふんわりと仕上げることができます。タオルなどはパイルが立ち上がり、天日干しよりもフカフカになりますよ。これなら、デリケートな衣類でも安心して乾燥機にかけられますね。

ヒーター乾燥:縦型の限界と隠れた高コスト

対照的に、縦型洗濯乾燥機や一部のドラム式(デザイン重視モデルなど)では、「ヒーター乾燥」が主流です。これはドライヤーのように電熱線を熱し、ファンで熱風を送り込む仕組みです。シンプルですが、エネルギー効率は決して良くありません。

ヒーター乾燥の場合、1回の乾燥で電気代が60円〜100円近くかかることも珍しくありません。ヒートポンプ式の2〜3倍のコストがかかる計算です。もし毎日使うと、年間で2万円〜3万円もの差額が発生することになります。

さらに見落としがちなのが「水道代」です。多くの縦型洗濯乾燥機は、乾燥中に発生した湿気を水で冷やして結露させる「水冷除湿」方式を採用しています。乾燥運転中にも関わらず、冷却のために水道水を流し続ける必要があるのです。電気代が高い上に水道代までかかるとなると、ランニングコストはさらに膨れ上がります。

また、ヒーター式は温度が80℃〜100℃近くまで上がるため、衣類の縮みや熱ダメージのリスクが高まります。縦型の場合、構造的に衣類が底に張り付きやすく、シワになりやすいという弱点もあります。あくまで「雨の日や急ぎの時の非常用」として考えるのが無難です。

コスト比較のシミュレーション
毎日1回、乾燥まで行うと仮定した場合の年間コスト差(概算)
ヒートポンプ式(ドラム):約10,000円/年
ヒーター式(縦型):約30,000円〜40,000円/年(電気+水道)

この差額は10年間で20万円〜30万円にもなります。本体価格の差を埋めるには十分な金額と言えるでしょう。

水道代を節約できるのはドラム式洗濯機

ドラム式と縦型の年間使用水量の違いを浴槽の杯数で比較した図
ドラム式洗濯機は、年間で浴槽約73杯分もの節水効果が期待できます。

毎日のことだからこそ、チリも積もれば山となるのが水道代です。ここでも構造の違いが大きくモノを言います。

ドラム式洗濯機は、ドラムが斜め、あるいは横向きに設置されています。そのため、ドラムの下部に水が溜まれば洗濯が可能になります。衣類全体を水に沈める必要がないため、使用水量は驚くほど少なくて済みます。標準的な洗濯1回あたりの使用水量は、ドラム式で約60L〜80L程度です。

一方、縦型洗濯機は洗濯槽の中に水を溜め、衣類を泳がせる必要があります。そのため、どうしても大量の水が必要になります。同じ容量の洗濯機でも、縦型の使用水量は約100L〜120L程度になります。1回あたり約40Lの差があるわけですね。

1日1回洗濯すると仮定して計算してみましょう。
40L × 365日 = 年間14,600L
これは一般的な家庭のお風呂(約200L)に換算すると、なんと約73杯分にもなります。水道料金(上下水道含む目安:0.24円/L)で計算すると、年間約3,500円程度の差になります。

電気代ほどのインパクトはありませんが、10年間で3万5千円の差です。環境への負荷を考えても、節水性能においてはドラム式が圧倒的に優秀であることは間違いありません。特に家族が多くて1日に2回、3回と洗濯機を回すご家庭であれば、この差はさらに広がり、家計へのメリットも大きくなります。

本体価格が安いのは縦型というメリット

ここまでドラム式のメリット(ランニングコストの安さ)を中心にお伝えしてきましたが、縦型にはそれらを覆すほどの強力な武器があります。それが「イニシャルコスト(本体購入価格)の安さ」です。

現在、最新機能全部入りのフラッグシップモデルのヒートポンプドラム式洗濯機を購入しようとすると、価格は30万円〜35万円ほどになります。型落ちモデルや下位モデルでも18万円〜25万円程度は覚悟しなければなりません。洗濯機にこれだけの投資をするのは、かなり勇気がいりますよね。

一方で、縦型洗濯機はどうでしょうか。乾燥機能が付いていない全自動洗濯機なら、大容量モデルでも8万円〜10万円程度で購入可能です。簡易乾燥機能が付いているモデルでも12万円〜15万円あれば十分良いものが買えます。ドラム式との価格差は、ざっと15万円〜20万円にもなります。

鈴木
鈴木

ここで重要なのが「損益分岐点」の考え方です。先ほど、乾燥を毎日使うならドラム式の方が年間2〜3万円お得だという話をしました。

つまり、本体価格の差額(約20万円)を取り戻すには、約7年〜10年かかる計算になります。

もしあなたが、「乾燥機能はほとんど使わない」「外干しが基本」「浴室乾燥機があるから洗濯機の乾燥はいらない」というスタイルであれば、高価なドラム式を買っても、その「元」を取ることは難しいでしょう。

その場合は、初期費用の安い縦型洗濯機を選び、浮いた15万円でロボット掃除機や食洗機を買ったり、家族旅行に行ったりする方が、トータルの満足度は高くなるかもしれません。経済合理性を考えるなら、「乾燥機能を使う頻度」こそが最大の判断基準になります。

洗濯機選びで後悔しないためのポイント

機能やコスト以外にも、実際に家に置いて使ってみて初めて気づく「落とし穴」があります。購入後に「入らない!」「うるさい!」と後悔しないために、以下のポイントを必ずチェックしてください。

1. 搬入経路と設置スペースの「真実」

「防水パンのサイズを測ったから大丈夫」と思っていませんか?実はそれだけでは不十分です。ドラム式洗濯機は、本体の幅だけでなく「奥行き」が非常にあります。さらに、前に出っ張っているドアを開けるためのスペースも必要です。

よくあるトラブルが、「洗面所のドア枠や蛇口の位置と干渉する」ケースです。本体の高さと蛇口の位置関係、そして洗面所の入り口幅、廊下の曲がり角、階段の踊り場の回転スペースなど、搬入経路のすべてにおいて数センチの余裕が必要です。

特にドラム式は80kg前後の重量があるため、持ち上げて障害物を避けることが難しく、配送業者さんに「これ以上は無理です」と断られてしまうケースが後を絶ちません。

2. 振動と騒音問題

集合住宅にお住まいの方は、音の問題も切実です。ドラム式は横に回転するため、脱水時のバランスを取るのが難しく、設置状況によっては大きな振動が発生することがあります。最新モデルは低振動設計が進んでいますが、それでも床の強度や防水パンのガタつきによっては響くことがあります。

もし脱水時に異常な音がしたり、ガタガタと揺れたりする場合は、設置が水平でない可能性があります。詳しくは、洗濯機脱水時のガタガタの直し方|原因と自分でできる対処法の記事で解説していますが、防振ゴムを敷くなどの対策が必要になることもあります。

3. メンテナンスの手間

ドラム式洗濯機を快適に使い続けるためには、「乾燥フィルター」の掃除が毎回必要になります(※日立の『らくメンテ』など一部機種を除く)。これをサボると乾燥時間が伸びたり、故障の原因になったりします。

「自動化のために買ったのに、手入れの手間が増えた」と感じる人もいるので、自分の性格と相談が必要です。また、排水口の掃除もしにくい構造のものが多いので、定期的なお手入れが必要です。

ライフスタイルで洗濯機をドラム式か縦型か選ぶ

一人暮らし、子育て家族、シニア夫婦など、それぞれのライフスタイルに合わせた洗濯機選びの様子
あなたの生活スタイルに最適な洗濯機を選ぶことが、後悔しないための鍵です。

機能の違いがわかったところで、次は「自分の生活ならどっちが合うの?」という視点で考えてみましょう。家族構成や重視することによって、おすすめのタイプはガラリと変わります。あなたに近いパターンを探してみてください。

一人暮らしにおすすめの洗濯機タイプとは

一人暮らしの社会人や学生さんにとって、洗濯機選びは「時間」と「スペース」の戦いです。

もしあなたが仕事や学業に忙しく、「洗濯物を干す時間が惜しい」「家事にかける時間を1分でも減らしたい」と強く願うなら、迷わずヒートポンプ式のドラム式洗濯機をおすすめします。一人暮らしだと、洗濯物を溜め込んで週末にまとめて洗うことも多いですよね。でも、せっかくの休日に洗濯物を干して、取り込んで、畳む…というのは意外と時間を取られます。

ドラム式なら、出勤前や寝る前に洗濯物を放り込んでスイッチを押すだけで、帰宅時や起床時にはふわふわに乾いています。干す手間も取り込む手間もゼロ。この「時間を買う」という感覚は、一度味わうと戻れません。年間で数十時間〜百時間近い自由時間が生まれると考えれば、高額な投資も十分に価値があります。

一方で、「ワンルームで置き場所が狭い」「転勤が多くて引っ越しが頻繁」という場合は、物理的にドラム式が置けないこともあります。その場合は、縦型洗濯機、あるいはマンションサイズに対応したコンパクトドラム(AQUAの『まっ直ぐドラム』やパナソニックの『Cuble』など)が有力候補です。

ただし、『Cuble』などはデザインは抜群ですがヒーター乾燥(排気式)なので、電気代や室内の湿気には注意が必要です。

子供の泥汚れには縦型がおすすめな理由

泥汚れのついた子供たちと、縦型洗濯機の前で話す日本人母
泥や砂などの固形汚れには、大量の水と強力な水流で洗う縦型洗濯機がおすすめです。

お子さんがスポーツ少年団に入っていたり、毎日のように公園で泥だらけになって遊んでくるご家庭なら、僕は縦型洗濯機を強くおすすめします。

先ほど解説した通り、泥や砂は不溶性の汚れです。これを落とすのに必要なのは、洗剤の化学力よりも「大量の水と物理的な水流」です。ドラム式のたたき洗いでは、少量の水で洗うため、泥が水中に分散しきれず、衣類に残ってしまうことがあります。最悪の場合、泥がドラムの隙間に入り込んで故障の原因になることさえあります。

日立の『ビートウォッシュ』に代表されるような、大流量シャワーと強力なパルセーターを持つ縦型洗濯機なら、予洗いの手間を大幅に減らしてくれます。「ゴシゴシ手洗いしてから洗濯機へ」という苦行から解放されるのは、親御さんにとって大きなメリットですよね。

「でも、乾燥機能も欲しい…」というジレンマもあるでしょう。その場合は、洗浄力に定評のある縦型洗濯乾燥機を選び、乾燥は「雨の日や急ぎの体操服だけ」と割り切って使うのが現実的です。あるいは、洗浄力と乾燥機能を高次元で両立させた日立のドラム式(ナイアガラ洗浄搭載)を検討するのも良い選択肢ですが、やはり泥汚れに関しては縦型が一歩リードしています。

洗濯機の平均寿命と買い替えのタイミング

洗濯機は決して安い買い物ではないので、どれくらい使えるかも気になりますよね。内閣府の消費動向調査によると、二人以上の世帯における電気洗濯機の平均使用年数は10.1年(2023年3月調査)とされています(出典:内閣府『消費動向調査』)。

つまり、一度購入すれば10年間はその洗濯機と付き合うことになります。この10年の間に、家族構成が変わったり(結婚、出産、子供の独立)、生活スタイルが変わったりすることも考慮して選ぶ必要があります。

一般的に、ドラム式は構造が複雑で部品点数が多いため、シンプルな縦型に比べると故障のリスクが多少高い傾向にあると言われてきました。しかし、最近のモデルは耐久性も向上しています。7〜8年経って「脱水時の音が異常に大きくなった」「乾燥しても乾きが悪くなった」といった症状が出始めたら、それは寿命が近づいているサインかもしれません。

鈴木
鈴木

メーカーの「補修用性能部品の保有期間」も、製造打ち切りから6〜7年程度が一般的です。

修理しようとしても部品がない場合もあるため、購入から7年以上経過して故障した場合は、修理よりも買い替えを検討する方が賢明です。

10年使えれば、イニシャルコストが高くても十分に元は取れたと考えて良いでしょう。

パナソニックや日立など人気メーカーの特徴

最後に、主要メーカーがどのような独自技術を持っているのか、その特徴を深掘りします。メーカーごとの「個性」を知ることで、より自分に合った一台が見つかるはずです。

メーカー主な特徴と強み
パナソニックバランスの王者と使い勝手
「温水スゴ落ち泡洗浄」により、皮脂汚れへの強さは業界トップクラス。
さらに「トリプル自動投入」やスマホ連携など、UX(ユーザー体験)が非常に洗練されています。
誰が使っても使いやすく、失敗が少ないため、ドラム式では圧倒的な指名買い率を誇ります。
日立「風アイロン」と洗浄力の両立
「ナイアガラ洗浄」で大流量の水を使うため、ドラム式でも縦型並みの洗浄力を実現しています。
特筆すべきはドラム式の「風アイロン」。時速300kmの高速風でシワを伸ばしながら乾かすため、ワイシャツもアイロンなしで着られるレベルに仕上がります。
最新の「らくメンテ」でフィルター掃除の手間を無くしたのも画期的です。
東芝洗浄科学と静音性
「ウルトラファインバブル洗浄」で、ナノサイズの泡が洗剤を繊維の奥まで運びます。冷水でも汚れ落ちが良いのが特徴。
また、ギアのないモーター駆動により静音性が非常に高く、早朝や深夜に洗濯する家庭に支持されています。
シャープオンリーワンの「穴なし槽」
縦型において、洗濯槽に穴がない独自の構造を採用しています。
洗濯槽の外側と内側の間に水が入らないため、黒カビが侵入するリスクが物理的にゼロ。
さらにムダ水を使わないため節水効果も抜群です。清潔志向の方には最強の選択肢です。
AQUAコンパクトとコスパ
元三洋電機の技術を継承。「まっ直ぐドラム」はコンパクトでデザイン性が高く、狭い防水パンにも置けるサイズ感が魅力。
機能はシンプルですが価格が抑えられており、初めてのドラム式として人気があります。

洗濯機はドラム式か縦型か?よくある質問Q&A

Q:日本の水質(軟水)に合っているのはドラム式か縦型かどちらですか?

結論から言うと、日本の水質(軟水)の特性をより活かせるのは「縦型洗濯機」だと言われています。

日本の水道水は、ミネラル分が少ない「軟水」です。軟水は洗剤が溶けやすく、泡立ちが良いという特徴があります。縦型洗濯機はたっぷりの水で洗剤を泡立て、その泡で汚れを包み込んで落とす方式なので、日本の水質との相性が非常に良いのです。

一方、ドラム式はもともと水が硬く(硬水)、泡立ちにくい欧米で、水をあまり使わずに「たたき洗い」で汚れを落とすために発展した方式です。とはいえ、日本のメーカーが販売しているドラム式は日本仕様に最適化されているため、汚れ落ちに問題があるわけではありません。あくまで「水の特性」という視点だけで見れば、縦型に分があるというお話です。

Q:腰痛持ちや高齢者には、どちらのタイプが使いやすいですか?

身体への負担に関しては、一長一短があります。

ドラム式は、投入口が斜めや横にあるため、洗濯物の出し入れの際にしゃがんだり、腰をかがめたりする必要があります。これが腰痛の方には辛い場合があります。ただし、台座を使って本体を高く設置することで解消可能です。

縦型は立ったまま出し入れできますが、洗濯槽の底にある靴下などを取るときに、深く前屈みになって手を伸ばす必要があります。特に大容量モデルだと底が深いため、背の低い方や高齢の方には負担になることがあります。

最近のドラム式は投入口が高い位置に設計されているものも多いので、店頭で実際に「底の洗濯物を取る動作」を試してみることをおすすめします。

Q:転勤族で引越しが多いのですが、選ぶ際の注意点はありますか?

引越しが多い方には、サイズ適応力が高い「縦型洗濯機」の方がリスクが少ないです。

ドラム式は本体サイズ(特に奥行き)が大きく、重量も重いため、引越し先の防水パンに入らなかったり、搬入経路を通らなかったりするトラブルが非常に多いです。「気に入っていたのに、新居に入らないから泣く泣く手放した」という話は本当によく聞きます。

どうしてもドラム式が良い場合は、AQUAの『まっ直ぐドラム』やパナソニックの『Cuble』のような、コンパクトな「マンションサイズ」を選ぶのが賢明です。

Q:洗濯の途中で「靴下片方だけ」追加投入できるのはどっち?

これは圧倒的に「縦型洗濯機」が便利です。

縦型は、一時停止ボタンを押せばすぐに蓋ロックが解除され、いつでもポイっと追加できます。水がこぼれる心配もありません。

一方、ドラム式は水が入っている状態でドアを開けると水がこぼれてしまうため、水位が高いときや、乾燥運転中で庫内が高温のときはドアが開きません。最近は「追加投入可能」なドラム式もありますが、タイミングが限られることが多いです。「あ!入れ忘れた!」が多い方は、縦型の方がストレスフリーかもしれませんね。

結論:洗濯機はドラム式か縦型かあなたにおすすめは?

ここまで、洗浄力、コスト、設置環境、ライフスタイルなど、あらゆる角度から比較をしてきました。最終的にどちらを選ぶべきか、僕なりの結論をお伝えします。

もしあなたが、「家事の時間を減らして、自由な時間を手に入れたい」と考えるなら、迷わずヒートポンプ式のドラム式洗濯機を選んでください。初期費用は高くても、毎日の「干す・取り込む」という作業から解放される価値は計り知れません。10年間で生まれる数千時間の自由時間は、間違いなく投資以上のリターンをもたらしてくれます。

一方で、「泥汚れをしっかり落としたい」「乾燥機能はあまり使わない」「初期費用を抑えたい」という方には、縦型洗濯機が最高のパートナーになります。シンプルで壊れにくく、力強い洗浄力は、やはり縦型ならではの魅力です。浮いたお金で他の生活の質を上げるのも賢い選択です。

どちらが優れているか、という絶対的な正解はありません。あるのは「あなたの今の生活、そしてこれからの10年間のライフスタイルに合っているのはどちらか」という問いだけです。この記事が、あなたが後悔のない一台に出会い、より快適な生活を手に入れるための一助になれば嬉しいです。ぜひ、素敵な相棒を見つけてくださいね。