2026年最新版!エアコン一日中つけっぱなしの料金を徹底検証|プロが教える損益分岐点

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2026年最新版!エアコン一日中つけっぱなしの料金を徹底検証|プロが教える損益分岐点

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

2026年2月現在、まだまだ寒い日が続いていますね。手元の電気代の請求書を見て、ため息をついている方も多いのではないでしょうか。そして気が早いようですが、この冬が明ければ、今年も間違いなく「酷暑」と呼ばれる夏がやってきます。

「エアコンを一日中つけっぱなしにすると料金はどうなるのか」「結局こまめに消すのとどっちが得なのか」。この永遠のテーマについて、今のうちに正解を知っておきたいですよね。特に2026年は、再エネ賦課金の高止まりや燃料調整費の変動により、以前の感覚でいると思わぬ出費になるリスクがあります。

この記事では、現役の家電販売員としての知識と、2026年の最新予測データをもとに、現在進行形の「冬の暖房」と、これから来る「夏の冷房」の両面から、リアルなコスト試算と賢い使い方についてお話しします。

この記事のポイント

  • エアコンのつけっぱなしとこまめなオンオフの損益分岐点が明確にわかる
  • 2026年の最新電気料金単価に基づいたリアルなコスト試算ができる
  • これから来る夏の猛暑と、現在の寒波を乗り切る節約運用術が身につく
  • カビや健康リスクを避けるためのメンテナンス知識が得られる

エアコンを一日中つけっぱなしにした料金と夏の冷房

まずは、これからやってくる夏に向けての予習です。「エアコンはつけっぱなしの方が安い」という噂、一度は耳にしたことがあると思います。これ、2026年の夏においても半分正解で半分間違いなんです。特に近年の異常気象を考えると、早めの対策知識が必須です。

夏の冷房つけっぱなしとこまめに消す派の比較

車の走行に例えたエアコンの消費電力イメージ。起動時(発進)は約1000Wのハイコンサンプション、安定運転(維持)は100から200Wのローコンサンプションであることを示す図解。
エアコン起動時と安定運転の消費電力比較

僕が店頭でお客様とお話ししていると、「節約のためにこまめに消しています」という方がまだまだ多いんですが、実はそれが逆効果になっているケースが結構あるんです。

エアコンが一番電気を食うのは、スイッチを入れた直後の「立ち上がり」のタイミングです。灼熱の部屋を一気に冷やそうとして、フルパワーで運転するあの瞬間ですね。車で言うところの、発進時のアクセル全開状態だと思ってください。

ここがポイント

一度冷え切った部屋の温度を維持する「安定運転」の時は、エアコンは驚くほど少ない電力で動いています。消費電力で言うと、立ち上がり時が1000W以上使うのに対し、安定時は100W〜200W程度まで下がります。

つまり、「こまめに消す」という行為は、何度も「燃費の悪い発進」を繰り返しているようなもの。短時間の外出なら、エンジンを切り直すよりもアイドリング(つけっぱなし)の方が、トータルの燃料(電気代)は安く済むことが多いんです。

猛暑日は30分の外出ならつけっぱなしが正解

夏の冷房運用において、外出時の「30分」という時間が電気代を左右するポイントであることを伝えるタイトルスライド 。
冷房の正解!猛暑を乗り切るカギは「30分」

じゃあ具体的に「何分までの外出ならつけっぱなしが得なのか」という話になりますよね。これに関しては、大手空調メーカーのダイキンさんが提唱している実験データが、2026年の夏においても有効な基準となるでしょう。

結論から言うと、「日中であれば、30分程度の外出ならつけっぱなしの方が安い」というのが一つの目安になります。

特に今年の夏も予想される外気温35℃超えの猛暑日の場合、エアコンを消した瞬間に室温が爆上がりします。たった30分の外出でも、帰ってきた時には部屋がサウナ状態……なんてことが容易に想像できます。

そこからまた元の温度まで下げるエネルギーを考えると、つけっぱなしにしておいた方がお財布にも優しいですし、何より帰宅時の快適さが段違いです。

夏の日中に消すと部屋がすぐサウナ状態になり、冷やし直すエネルギーが無駄になるため、30分以内の外出ならつけっぱなしの方がお得で涼しいことを説明するスライド 。
30分以内の外出なら「つけっぱなし」がお得

注意点

ただし、日が落ちて外気温が下がってくる夜間(18時以降など)は話が変わってきます。外が涼しければ室温の上昇も緩やかなので、こまめに消した方が節約になるケースも増えてきます。

一律に「24時間いつでもつけっぱなしが得」ではないので注意してくださいね。

除湿ドライ機能のつけっぱなしは電気代が高い

再熱除湿の電気代への注意と、カビ対策として「内部クリーン」を推奨する、夏の除湿・衛生管理のまとめ。
除湿(ドライ)の罠と冷房後のカビ対策

これ、意外と勘違いされている方が多いので、梅雨が来る前に声を大にして言いたいんですが、「冷房よりも除湿(ドライ)の方が電気代が安い」というのは、今のエアコンでは必ずしも正解じゃありません。

特に注意が必要なのが、「再熱除湿」という方式を採用しているエアコンです。これは、空気を冷やして湿気を取った後、寒くならないように温め直してから部屋に戻すという、めちゃくちゃ高度なことをやっています。冷房と暖房を同時に使っているようなものなので、電気代は冷房の2倍近くになることもあります。

「ジメジメするからとりあえずドライで24時間つけっぱなし」なんてことを再熱除湿機でやってしまうと、夏の終わりに請求書を見て飛び上がることになりかねません。

鈴木
鈴木

今のうちに、自宅のエアコンが「弱冷房除湿」なのか「再熱除湿」なのか、説明書やリモコンで確認しておきましょう。

節約を優先するなら、普段は「冷房」を使い、梅雨の肌寒い日だけ「再熱除湿」を使うといった使い分けが重要です。

6畳用エアコンの24時間稼働にかかる電気代

では、実際に夏本番になったらどれくらいの金額になるのか、ざっくりと試算してみましょう。一番多いパターンである「6畳用エアコン」を例に挙げますね。

最近の省エネモデルであれば、安定運転時の消費電力は130W〜200W程度です。これを2026年の電気代単価(目安として約31円/kWh〜)で計算すると、1時間あたり約4円〜6円程度になります。

運転状態消費電力目安1時間の電気代24時間の電気代
立ち上がり(最大)約1000W約31円
安定運転(維持)約130W約4円約96円
※数値はあくまで目安であり、機種や環境により異なります。

もし24時間ずっと安定運転ができたと仮定すれば、1日あたり約100円、1ヶ月で約3,000円ちょっとという計算になります。「あれ、意外と安い?」と思いませんか?

もちろん、真夏の日中はもう少し消費電力が増えますが、それでも6畳くらいの広さなら、24時間つけっぱなしにしても月額3,000円〜5,000円程度のプラスで収まることが多いです。これで熱中症のリスクが減って快適に過ごせるなら、今年の夏もコスパの良い投資になるはずです。

エアコン内部のカビを防ぐメンテナンス方法

夏のつけっぱなし運用をする時に、電気代以上に気をつけてほしいのが「カビ」の問題です。

冷房運転中、エアコンの中は結露でビショビショになっています。24時間運転している間は、結露水が常に流れているのでカビは生えにくいんですが、問題は「止めた後」や「送風のみになった時」です。

特に最近の高断熱住宅だと、設定温度になってエアコンが「送風(サーモオフ)」状態になる時間が増えます。この時、内部の湿度が100%近くになり、カビが一気に繁殖する条件が整ってしまうんです。

対策はずばり、「内部クリーン機能」を切らないこと。

そして、つけっぱなし運用の場合でも、週に1回くらいは手動で「送風運転」を2〜3時間行って、内部をカラカラに乾燥させる時間を意図的に作ってあげてください。これをサボると、秋口にエアコンをつけた瞬間、酸っぱい臭いが部屋中に充満することになりますよ……。

エアコンの臭いが気になる場合や、内部クリーン機能の正しい理解については、以下の記事も参考にしてください。

2026年の電気単価とコスト構造の変化

ここで少し、お金の話に戻りましょう。2026年現在、電気代の構造を正しく理解しておく必要があります。

数年前までは「1kWhあたり27円」で計算するのが一般的でしたが、現在は再エネ賦課金も高水準で推移しており、実質的な単価は31円〜35円/kWh、地域やプランによってはそれ以上で見ておかないと計算が合いません。

特に、電気をたくさん使う家庭(月300kWh以上)だと、段階料金制で単価が40円近くまで跳ね上がることもあります。

「エアコンつけっぱなし」は快適ですが、使用量が増えれば増えるほど、この「高い単価」が適用されるゾーンに入りやすくなります。だからこそ、今使っているのが10年以上前の機種なら、夏が来る前に省エネ性能の高い2026年モデルへの買い替えを検討するのも一つの手です。

エアコンをお得に購入できる時期については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>【2026年最新】エアコンの安い時期はいつ?2027年問題と買い時

冬の暖房でエアコンを一日中つけっぱなしにした料金

冬の暖房をつけっぱなしにするかどうかの判断基準が外気温3度であることを示すタイトルスライド。
【冬】暖房の正解・判断基準は「外気温3℃」

さて、ここからは現在進行系で活躍している「冬の暖房」についてです。まだ2月ですから、寒さはしばらく続きます。

「夏はつけっぱなしが得そうだけど、今の時期はどうなの?」と思っている方、冬のエアコン事情は夏とは全く別物です。エネルギーの使い方がもっとシビアになるので、残りの冬シーズン、戦略的にいかないと電気代が大変なことになりますよ。

暖房のつけっぱなしは外気温3℃が判断基準

3度未満ならつけっぱなしがお得、3度以上ならこまめに消してもOKであることを示す温度計の図解。
外気温3℃を境にした暖房運用判断チャート

暖房の場合、外の気温と室内の設定温度の差(温度差)が夏よりも遥かに大きくなります。夏は「外35℃→中27℃」で差は8℃ですが、今の時期は「外0℃→中20℃」で差は20℃にもなります。この差を埋めるために、エアコンは必死で頑張らないといけないわけです。

パナソニックさんの検証データなどを見ると、冬場のつけっぱなしの損益分岐点は「外気温3℃」が一つの目安になると言われています。

  • 外気温が3℃未満の日(極寒): 室温が下がるスピードが早すぎるため、つけっぱなしの方が有利。
  • 外気温が3℃以上の日(比較的暖かい冬): こまめに消しても室温低下が緩やかなので、消した方が節約になる可能性が高い。

僕は毎朝天気予報を見て、「明日の朝は氷点下か、じゃあ今夜はつけっぱなしで寝よう」とか「今日は日中10℃まで上がるから、外出時は切ろう」といった感じで使い分けています。

冬の24時間暖房は設定温度と加湿が鍵

湿度を上げると暖かく感じる加湿の裏ワザと、サーキュレーターで天井の暖気を循環させる方法の2点解説図。
設定温度を上げずに暖かくする「加湿」と「循環」

冬に24時間つけっぱなしにするなら、設定温度の管理が命です。夏と同じ感覚で24℃とかに設定していると、電気代は余裕で万単位になります。

おすすめは「設定温度20℃ + 加湿」の組み合わせです。

人間の体感温度は湿度に大きく左右されます。同じ20℃でも、湿度が30%だと寒く感じますが、50%あればかなり暖かく感じます。エアコンの設定温度を1℃下げると約10%の節電になると言われているので、加湿器を併用して湿度を上げ、その分エアコンの設定温度を下げるのが一番賢い運用法です。

暖房の設定温度と電気代の関係については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

サーキュレーター併用で電気代を抑える方法

「エアコンをつけているのに足元が寒い」という経験、今まさに感じていませんか?暖かい空気は軽いので、全部天井の方に溜まってしまうんです。これを解消しない限り、いくら設定温度を上げても人間は寒いままです。

そこで活躍するのがサーキュレーターです。夏はエアコンに向けて風を送りますが、冬は天井に向けて真上に風を送るか、エアコンの対角線上に置いて空気をかき混ぜてください。

天井に溜まった暖気を足元に降ろしてくるだけで、体感温度は2〜3℃変わります。つまり、エアコンの設定温度をその分下げられるということです。

サーキュレーターの電気代なんて月数百円程度ですから、これを使わない手はありません。

ペットがいる家庭のエアコン連続運転の注意点

ワンちゃんやネコちゃんと暮らしているご家庭では、電気代うんぬんよりも「命を守る」ために24時間稼働が必須ですよね。特に短頭種のワンちゃんなどは暑さに弱いので、これから来る夏場は絶対に切れません。

ペットのために連続運転をする際のリスク管理として、僕が必ずお伝えしているのが「停電復帰後の設定」です。

普通のエアコンは、一度停電すると、電気が復旧しても勝手には動き出しません。夏のゲリラ豪雨などで一時的に停電し、飼い主さんが不在のままエアコンが止まってしまったら……想像するだけで怖いですよね。

最近の上位機種には「オートリスタート機能」がついているものもありますし、もしついていなければ、SwitchBotのようなスマートリモコンと温湿度計を導入して、外からでも室温を確認・操作できるように二重の対策をしておくことを強くおすすめします。

エアコンの電気代に関するよくある質問

Q1. エアコンを24時間つけっぱなしにすると、1ヶ月でいくらぐらいになりますか?

A. 機種や住宅環境によりますが、6畳〜10畳用の比較的新しい省エネモデルであれば、通常の電気代にプラスして月額3,000円〜5,000円程度で収まるケースが一般的です。ただし、断熱性が低い住宅や外気温が極端に高い・低い場合はこれ以上にかかることもあります。

Q2. 「自動運転」と「弱運転」、電気代が安いのはどちらですか?

A. 基本的には「自動運転」の方が安くなります。自動運転は、設定温度になるまでは強風で一気に冷やし(温め)、その後は微風で維持するという効率的な運転を自動で行うためです。「弱運転」はずっと弱い力で動くため、設定温度に達するまでに時間がかかり、結果として余計な電気を消費してしまいます。

Q3. 10年以上前の古いエアコンは買い替えた方が電気代は安くなりますか?

A. はい、安くなる可能性が高いです。近年のエアコンは省エネ性能が飛躍的に向上しており、10〜15年前のモデルと比較すると、期間消費電力量(年間にかかる電気の量)が10%〜20%程度削減されていることが多いです。電気代が高騰している現在では、数年で元が取れる場合もあります。

Q4. 除湿(ドライ)と冷房、どっちが電気代がかかりますか?

A. お使いのエアコンの除湿方式によります。「弱冷房除湿」方式なら冷房と同等か少し安い程度ですが、「再熱除湿」方式の場合は、空気を暖め直す工程が入るため、冷房よりも電気代が高くなります(2倍近くになることもあります)。節約重視なら基本は「冷房」がおすすめです。

Q5. すぐに実践できる、一番効果的な節約方法はなんですか?

A. 「フィルター掃除」と「サーキュレーターの併用」です。フィルターが目詰まりしていると効率が悪化し、電気代が5〜10%余計にかかります。2週間に1回の掃除を心がけましょう。また、サーキュレーターで空気を循環させて設定温度を1℃緩和できれば、約10%の節電効果が期待できます。

エアコンを一日中つけっぱなしにした料金についてまとめ

夏の30分ルール、冬の3度ルール、ペット家庭の停電対策など、2026年の節約運用のポイントをまとめたリスト。
2026年のエアコン賢い使い方

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に、2026年時点でのエアコンのつけっぱなし運転について、僕なりの結論をまとめます。

  1. 夏は「30分以内の外出」ならつけっぱなしがお得。猛暑日は迷わず連続運転を。
  2. 冬は「外気温3℃」を基準に、極寒日はつけっぱなし、暖かい日はこまめにオフ。
  3. 除湿(ドライ)は機種によって電気代が跳ね上がるので要注意。基本は冷房でOK。
  4. 24時間運転するなら、湿度管理(冬)とカビ対策(夏)はセットで考える。
  5. 2026年の高い電気代単価を考慮し、サーキュレーターなどの物理的な節電グッズもフル活用する。

「つけっぱなし」は、正しく使えば快適で経済的な運用方法ですが、何も考えずにやり続けると思わぬ出費を招く諸刃の剣でもあります。

残りの冬シーズン、そしてこれからやってくる猛暑の夏に向けて、ぜひご自宅の環境やライフスタイルに合わせた「賢い空調管理」を取り入れてみてください。

家電の力で、皆さんの毎日が少しでも快適になることを願っています!

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