エアコンの温度センサーはどこ?掃除や故障時の確認ポイントを徹底解説

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エアコンの温度センサーはどこ?掃除や故障時の確認ポイントを徹底解説

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

最近、エアコンの効きが悪かったり、勝手に止まってしまったりすることはありませんか。そんな時、説明書やネットで調べると「温度センサー」「サーミスタ」という言葉が出てきて、一体どこにあるのだろうと疑問に思う方も多いはずです。

実は、フィルター掃除のついでに誤って触れてしまっていたりホコリが溜まって正常に動作していなかったりするケースも少なくありません。

また、メーカーによっては室外機やリモコンにも重要なセンサーが搭載されており、それぞれの位置や役割を知っておくことはトラブル解決への近道になります。

この記事では、現役販売員兼エンジニアの視点から、各メーカーのセンサー配置や正しいメンテナンス方法についてわかりやすく解説します。

この記事に書いてあること

  • エアコンの室内機と室外機にある温度センサーの具体的な場所と見つけ方
  • ダイキンや三菱電機などメーカーごとのセンサー配置と機能の違い
  • 効きが悪い原因となるショートサーキット現象と環境改善のコツ
  • 故障を疑うべき症状やエラーコードの意味と自分でできる対処法

エアコンの温度センサーはどこにある?配置と仕組み

エアコン内部にある温度センサーを「目」に例えたイラスト。センサーが汚れると働き方を間違えることを解説。
エアコンの温度センサーは部屋を見張る目

まずは、私たちが普段使っているエアコンの「目」とも言える温度センサーが、具体的にどこに隠れているのかを見ていきましょう。実は1箇所だけではないんですよ。

室内機、室外機、そして機種によってはリモコンなど、複数の場所で連携して快適な空調を作り出しています。ここでは、最も基本的なセンサーの位置と、なぜそこにあるのかという理由を深掘りしていきます。

室温センサーの基本位置と探し方

エアコンのフィルターを外した右側にある、黒いマッチ棒のような形をした温度センサーの拡大イラスト。
室内機の温度センサーの場所と形状

多くの家庭用エアコンにおいて、室温センサー(吸込温度センサー)は室内機の前面パネルを開け、エアフィルターを外したすぐ奥に配置されています。皆さんがフィルター掃除をする時に、なんとなく目に入っているかもしれません。

具体的には、熱交換器(アルミのフィン部分)の右側上部あたりを探してみてください。黒い樹脂製の小さな突起物で、マッチ棒の先のような形をしているのが一般的です。これが「サーミスタ」と呼ばれるセンサーで、部屋から吸い込まれた空気の温度をダイレクトに感知しています。配線が細く伸びており、プラスチックのホルダー(検知部)にちょこんと収まっています。

なぜこの位置にあるのか、不思議に思いませんか? 実はこれには流体力学的な理由があります。エアコンは、部屋の暖かい空気を上部や前面から吸い込み、内部で冷やして下から吹き出します。つまり、「吸い込まれる直前の空気」こそが、部屋を循環して戻ってきた平均的な室温を最も正確に表しているんです。だからこそ、吸込口の風速が安定しているこの場所に配置するのが、空調設計の定石となっています。

ただし、最近のデザイン性を重視したモデルや、自動お掃除機能付きの複雑なモデルでは、センサーがグリルや化粧カバーの奥に隠れてしまっていることもあります。その場合は、懐中電灯で隙間から照らして覗き込まないと確認できないかもしれません。「見当たらないから」といって、カバーを無理に外したり、ドライバーで分解したりするのは避けてくださいね。プロである僕たちも、分解手順書がない機種を勘でバラすのは冷や汗ものです。

ダイキンの少し前のモデルなどでは、フィルター奥ではなく、本体の右側面や下部のスリットの奥深くにセンサーが埋め込まれているケースもあります。機種によって「隠れ場所」は様々ですので、どうしても見つからない場合は無理に探さず、取扱説明書の「各部のなまえ」ページを確認するのが確実です。

室外機の温度センサーの役割と注意点

室外機の裏側にあるセンサーの位置と、直射日光が当たると実際より高い温度(50度など)を誤検知してしまう様子の図解。
室外機の温度センサーと直射日光の影響

「部屋の中のセンサーは綺麗だし、位置も問題ない。でもエアコンの効きが悪い…」そんな時に次に疑うべきは、実は室外機です。エアコンの頭脳は、部屋の中だけでなく、外の過酷な環境も常に監視しています。

室外機の温度センサー(外気温センサー)は、主に室外機の背面、アルミフィンの吸込面近くに取り付けられています。樹脂製のブラケットを使って、金属のフィンから少し浮かせた状態で設置されていることが多いですね。これは、フィンの熱が直接伝わらないようにしつつ、吸い込む「外気」の温度だけを純粋に測るための工夫です。

このセンサーの役割は極めて重要です。例えば冷房時、外の気温が30℃なのか35℃なのかによって、コンプレッサー(圧縮機)をどれくらいのパワーで回せば効率よく冷やせるかが変わってきます。また、冬場の暖房時には、外気温が低すぎると室外機が凍りついてしまうため、このセンサーの情報をもとに「霜取り運転(デフロスト)」のタイミングを計ったりもしています。

直射日光に注意!「日射病」になる室外機

夏場、このセンサーに西日などの直射日光が当たり続けると、実際は35℃なのにセンサー自体が熱せられて「50℃以上」と誤検知してしまうことがあります。こうなると、エアコンの保護回路が働き、「外が暑すぎて機械が壊れる危険がある」と判断して運転を停止させたり、パワーを極端に落としたりします。

よく「室外機によしずを立てると節電になる」と言われますが、これは単に本体を日陰にするだけでなく、この外気温センサーに「正しい気温」を測らせて、誤作動を防ぐという意味でも、技術的に非常に理にかなった対策なんですよ。

ただし、吹き出し口を塞がないように十分なスペースを空けることだけは忘れないでくださいね。

メーカー別センサー配置の違いを解説

三菱電機の「ムーブアイ」のような赤外線センサーが人の位置や床温度を測る様子と、富士通ゼネラルのリモコン内蔵センサーのイラスト解説。
三菱電機の赤外線センサーと富士通ゼネラルのリモコンセンサー

基本的な仕組みはどのメーカーも似ていますが、細かい配置や「何を重視して制御するか」という設計思想には、各社の個性が色濃く出ます。僕が店頭でお客様に説明する際によく話題にする、主要メーカーの特徴を整理してみました。

メーカー特徴と配置の傾向
ダイキン基本は吸込グリル内の右側配置が多いですが、コンパクトモデルなど一部の機種では側面や下部のスリット奥に配置されていることがあります。
空調専業メーカーらしく、センサー自体の耐久性は高い印象ですが、側面配置のモデルは設置環境(壁との距離など)による「ショートサーキット」にやや敏感な傾向があります。
三菱電機「霧ヶ峰」といえば、やはり「ムーブアイ」です。
通常の吸込センサー(サーミスタ)に加え、本体下部中央から突き出した可動式の赤外線センサーが最大の特徴。
部屋の温度だけでなく、「床の温度」や「人の位置」を物理的に見に行きます。
センサーが汚れると精度が落ちるため、お手入れしやすい位置にあるのも特徴です。
パナソニック「エオリア」シリーズでは、吸込センサーに加え、「日射センサー」や「ひと・ものセンサー」を搭載し、これらを統合(フュージョン)して制御しています。
例えば、日射センサーが「日が暮れた」と感知すると、暖房を弱めるなど、温度計だけでは分からない環境変化に対応します。
ただ、内部構造が複雑でセンサーへのアクセスが難しい機種もあります。
富士通ゼネラル「nocria(ノクリア)」シリーズなどの大きな特徴として、リモコン自体に温度センサーを内蔵しているモデルが多い点が挙げられます。
Bluetoothなどを使い、手元のリモコンが測った温度を本体に送信します。
「エアコン本体は天井付近で暖かいが、人がいる手元は寒い」という矛盾を解消する画期的な仕組みですが、リモコンの置き場所が運転に直結するため注意が必要です。

このように、メーカーによって「どこで温度を測るか」のアプローチは様々です。特に三菱電機の「ムーブアイ」のような赤外線センサー技術は、単なる温度計の枠を超え、部屋全体の熱画像(サーモグラフィ)を解析するレベルにまで進化しています。

(出典:ダイキン工業『AI快適自動』

センサー掃除の正しい手順と禁止事項

アルコール消毒によってプラスチックが劣化し、ひび割れ(ケミカルクラック)を起こしたエアコンのイラストと正しい掃除法の解説。
エアコン掃除でのアルコール使用によるケミカルクラック

「エアコンの効きが悪い原因は、センサーの汚れかもしれない」と思い立ち、掃除をしようとするのは素晴らしい心がけです。しかし、良かれと思ってやったことが、逆に故障の原因になってしまうケースを修理の現場で何度も見てきました。特に注意してほしいのが、洗浄スプレーやアルコールの扱いです。

【絶対禁止】アルコール消毒と洗浄スプレー
昨今の衛生意識の高まりから、エアコン内部にアルコールスプレーを噴射する方がいらっしゃいますが、これは厳禁です。

1. ケミカルクラックの危険性
センサーを固定しているプラスチックのホルダーや樹脂パーツは、高濃度のアルコールや特定の洗剤成分に触れると、化学反応で「ケミカルクラック」と呼ばれる微細なひび割れを起こし、ボロボロに崩れてしまうことがあります。

2. トラッキングとショート
洗浄液がセンサーのコネクタ部分や配線の根元に残ると、通電した際に電気分解が起き、腐食(マイグレーション)やショートを引き起こします。最悪の場合、基板が焼損してエアコンが二度と動かなくなります。

市販の洗浄スプレーには大きなリスクが潜んでいます。なぜ使ってはいけないのか、その理由については以下の記事で詳しく警鐘を鳴らしています。
>>エアコン洗浄スプレーを使ってはいけない理由をプロが解説!

では、どうすれば安全に掃除できるのでしょうか。プロが推奨する手順は以下の通りです。

  1. 基本は「触らない」:ホコリが軽く乗っている程度なら、掃除機のブラシノズルを使い、センサーには直接触れないようにして周囲の空気を吸い込むだけで十分です。
  2. どうしても拭くなら「乾拭き」:汚れがひどい場合は、乾いた綿棒でセンサーの表面を優しく撫でる程度にしてください。力を入れると配線が切れたり、位置がずれたりします。
  3. ムーブアイ等のレンズ清掃:赤外線センサーのレンズ部分は、メガネ拭きのような柔らかい布で乾拭きします。ティッシュでゴシゴシ擦ると微細な傷がつき、検知精度が低下してしまいます。

もし自分で掃除をするのが不安だったり、内部まで徹底的に綺麗にしたい場合は、プロの業者に依頼するのが確実です。適切なクリーニング頻度についてはこちらをご覧ください。

赤外線センサーなど種類別の特徴

ここまで主に紹介してきた「サーミスタ」と、カタログでよく見る「赤外線センサー」は、実は温度を測る原理が全く異なります。この違いを理解しておくと、エアコン選びの視点も変わってきますよ。

まず、一般的なサーミスタは、温度変化によって電気抵抗が変わる半導体を使っています。これは「センサーそのものの温度」を測るデバイスです。つまり、センサーに触れている空気の温度しか分かりません。そのため、天井付近にあるエアコン本体が「今は25℃だ」と判断しても、床付近にいる私たちは「足元が冷える」と感じることがあります。これを「温度成層」と言います。

一方、赤外線センサー(サーモパイル等)は、物体から放射される赤外線エネルギーをキャッチします。これにより、離れた場所にある「床」や「壁」、そして「人間の表面温度」を非接触で測ることができます。「空気」ではなく「空間」を測っていると言えるでしょう。暖かい空気は天井に溜まりやすいという物理的な課題を克服し、「人が実際に感じている体感温度」に合わせて気流を制御できるのが最大のメリットです。

最近の上位機種では、この両方を組み合わせて、より精密な空調コントロールを実現しています。「高いエアコンは何が違うの?」と聞かれたら、僕はまずこの「目の良さ(センサーの種類の多さと質)」が違うんですよ、とお答えしています。

エアコンの温度センサーはどこ?不具合と故障対策

スパナと電球のアイコン。エアコンのトラブル原因と正しいメンテナンス方法を知ることの重要性を示すイメージ画像。
温度センサートラブルの原因と正しいお手入れ

センサーの場所と役割がわかったところで、次は「調子が悪い」「故障かもしれない」と思った時の具体的な対処法について解説します。

修理業者を呼ぶと、出張費だけで数千円〜1万円程度かかってしまいます。その前に、自分で確認できるポイントは意外と多いんですよ。

故障かな?と思ったら確認する症状

センサーの不具合が疑われる代表的な症状には、以下のようなものがあります。これらの症状が出たら、まずはセンサー周りを疑ってみてください。

  1. 設定温度を下げても冷えない:設定を18℃にしても、風がぬるいまま。あるいは、風量は出るけれど冷たくない。
  2. 暖房ですぐに止まる:暖房運転を開始しても、数分で「プシュー」という音とともに温風が止まってしまう。
  3. 運転ランプが点滅する:リモコンで操作しても動かず、本体のランプが点滅を繰り返す。

特に「運転ランプが点滅して動かない」場合や、「電源自体が入らない」といった重篤な症状については、以下の記事で詳しい対処法をまとめています。
>>エアコンの電源が入らない!点滅の原因と自分でできる復旧手順を解説

特にエンジニアとして厄介だと感じるのが、完全に壊れているわけではなく「抵抗値がズレている(ドリフト)」状態です。センサーは経年劣化や湿気の影響で、検知する温度が徐々にズレていくことがあります。例えば、「実際は28℃の部屋なのに、センサーは24℃だと勘違いしている」ようなケースです。

この場合、エアコン自体は「もう設定温度(例えば25℃)以下に冷えたから、運転を弱めよう」と判断してサボってしまいます。エラーコードが出ないため、ユーザーからは「故障じゃないと言われたけど、やっぱり暑い」という悩みにつながりやすいんです。

エラーコードとランプ点滅の意味

エアコンの運転ランプが点滅している様子と、エラーコード「C4」の表示。DIY修理の危険性を警告するイラスト。
エアコンの点滅ランプとエラーコードC4

エアコンが完全に停止してランプが点滅している場合、それはセンサーからの「SOSサイン」の可能性が高いです。最近のエアコンは自己診断機能を持っており、どこが悪いのかをコードで教えてくれます。

リモコンの「お知らせ」ボタンや「診断」ボタン(ボールペンで押すような小さなボタンの場合もあります)を長押しすると、液晶画面に英数字のエラーコードが表示されます。メーカーによってコードは異なりますが、センサー関連の代表的なものを挙げておきます。

主なセンサー系エラーコード例

  • ダイキン:「C4」(室内熱交センサー異常)、「C9」(室内吸込センサー異常)、「H9」(室外外気センサー異常)
  • パナソニック:「F20」(室内配管温度センサー異常)、「H14」(室内吸込センサー異常)
  • 三菱電機:ランプの点滅回数で知らせるタイプが多いです(例:2回点滅=室内センサー系など)。
  • 日立:タイマーランプの点滅回数(例:9回点滅=サーミスタ不良)。

これらのコードが表示された場合、センサーの「断線(配線切れ)」や「短絡(ショート)」が起きている可能性が高いです。一度コンセントを抜いて5分ほど待ち、リセットして再起動しても同じコードが出る場合は、残念ながら部品交換が必要になります。

効きが悪い原因はショートサーキット

家具に冷気が当たってエアコンにすぐ戻ってしまうショートサーキット現象の図解。部屋が冷えていないのにセンサーが誤解する様子。
エアコンの効きが悪くなるショートサーキット現象

「エラーコードは出ていないし、故障ではないと言われた。でも、やっぱり効きが悪い」
店頭でこのような相談を受ける際、一番に疑うのが「ショートサーキット」という現象です。

これは、エアコンから吹き出した冷たい風が、部屋全体に行き渡る前に、近くの障害物に当たって跳ね返り、そのままエアコンの吸込口(センサー)に戻ってきてしまう現象を指します。こうなると、センサーは戻ってきた冷たい風を感知して「おっ、部屋はもうキンキンに冷えたな」と勘違いします。その結果、部屋の奥はまだ暑いのに、コンプレッサーの回転を落として運転を弱めてしまうのです。

ショートサーキットを引き起こす主な原因

  • エアコンの真下に背の高いタンスや本棚がある。
  • カーテンレールやカーテンボックスが吹き出し口のすぐ近くにある。
  • 天井の梁(はり)や、埋め込み照明の段差が気流を妨げている。
  • 風向ルーバーを「一番上」に向けすぎて、天井に沿った風がすぐに吸い込まれている。

対策としては、サーキュレーターで部屋の空気を強制的にかき混ぜるのが最も有効です。センサー周辺に滞留している冷気を散らしてあげるイメージですね。また、風向ルーバーを一番下(真下)に向けて、物理的に風を遠くへ飛ばす工夫も効果があります。

リモコンの温度センサー活用法

「暖房をつけているのに、顔ばかり熱くて足元が寒い」という経験はありませんか? これは暖かい空気が天井に溜まる性質上、どうしても避けられない現象です。天井付近のセンサーは「25℃(暖かい)」と判断していても、床に座っているあなたの周りは「18℃(寒い)」かもしれません。

そんな時に役立つのが、一部の機種に搭載されている「リモコン温度センサー」機能です。富士通ゼネラルの「nocria」や日立の上位機種などで採用されています。

この機能をONにすると、エアコン本体のセンサーではなく、リモコンに内蔵されたセンサーの温度を基準に運転を制御します。つまり、リモコンをあなたの近くに置いておけば、あなたの周りが設定温度になるまでしっかり働いてくれるのです。

ただし、注意点もあります。リモコンを冷たいテーブルの上に置きっぱなしにしたり、逆に直射日光の当たる窓際に置いたりすると、エアコンが誤作動(冷やしすぎ・暖めすぎ)を起こします。「リモコンの場所=基準点」になることを意識して活用してください。

また、もしリモコン自体が見当たらない、故障して反応しないという場合は、以下の記事で対処法を解説しています。

自分で交換・修理する際のリスク

最後に、DIY修理についてお話しします。ネット通販などで「エアコン用サーミスタ」という部品単体が数百円で売られていることがあります。これを見て「自分で交換すれば安く済むじゃん!」と考える方もいるかもしれませんが、エンジニアの立場からは強く反対(非推奨)させていただきます。

理由は大きく3つあります。

  1. 基板破損のリスク:最近のエアコンの制御基板は非常に繊細です。コネクタを抜く際に力を入れすぎてパターンを剥がしてしまったり、静電気でICチップを破壊してしまったりすると、数万円単位の基板交換が必要になります。
  2. 適合性の問題:サーミスタは一見同じように見えても、「25℃の時に何kΩの抵抗値を示すか」という特性(B定数など)が機種ごとに厳密に決まっています。適合しない部品を使うと、温度制御が狂うだけでなく、異常発熱や発火の原因にもなりかねません。
  3. 保証の対象外:自分で分解した痕跡がある場合、メーカー保証や量販店の延長保証は即座に無効になります。

センサーの不具合は、部品代こそ安いですが、技術料や出張費が含まれる修理です。しかし、安全と確実性を買うという意味で、プロに任せることを強くおすすめします。

エアコンの温度センサーに関するよくある質問

Q1. 温度センサーが故障すると、具体的にどんな症状が出ますか?

A. 主に「設定温度にしても風がぬるいまま冷えない(暖まらない)」「運転開始後すぐに止まってしまう」「運転ランプが点滅する」といった症状が出ます。特にエラーコードが出ずに「効きが悪い」だけのケースは、センサーの抵抗値ズレ(経年劣化)の可能性が高いです。

Q2. 温度センサー(サーミスタ)は自分で交換できますか?

A. 推奨しません。部品自体は安価で流通していますが、交換には分解が必要であり、基板を破損させたり、適合しない部品を使って発火事故に繋がったりするリスクがあります。安全のため、必ず専門業者やメーカーに修理を依頼してください。

Q3. 設定温度と室温計の温度がズレるのはなぜですか?

A. エアコンの温度センサーは天井付近(高い位置)にあり、暖かい空気は上に溜まるため、実際に人がいる床付近よりも高い温度を検知しやすいからです。このズレを解消するには、サーキュレーターで空気を撹拌するか、リモコンに温度センサーがついている機種ならその機能を活用するのが有効です。

Q4. センサーの掃除にアルコール除菌シートを使ってもいいですか?

A. 絶対に使わないでください。センサー周りの樹脂パーツはアルコールに弱く、「ケミカルクラック」と呼ばれるひび割れを起こして破損する恐れがあります。掃除は掃除機でホコリを吸い取るか、乾いた綿棒で優しく拭く程度に留めてください。

Q5. 室外機の温度センサーに直射日光が当たるとどうなりますか?

A. 実際の外気温よりも高く検知してしまい、「外が暑すぎて危険」と判断したエアコンが運転を停止したり、能力を落としたりします。夏場にエアコンがよく止まる場合は、室外機の裏側にあるセンサーに直射日光が当たっていないか確認し、よしず等で日陰を作ると改善することがあります。

エアコンの温度センサーがどこにあるかまとめ

涼しい部屋で快適に過ごす家族のイラスト。センサー位置、日当たり、家具配置の確認ポイントまとめ。
センサーのお手入れで快適なエアコン生活を

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。エアコンの温度センサーがどこにあるかを知っておくことは、単なる豆知識以上の価値があります。

「最近効きが悪いな」と思った時に、「まずはフィルター奥のセンサーにホコリが溜まっていないか見てみよう」「室外機の裏のセンサーに西日が当たっていないか確認しよう」というアクションが取れるようになります。この初期対応だけで解決するトラブルも実は多いのです。

エアコンは、私たちの生活の質(QOL)を左右する大切なパートナーです。ぜひ一度、ご自宅のエアコンのセンサー位置を確認して、快適な空調ライフを送ってくださいね。もし「これって故障かな?」と迷うことがあれば、無理せず専門家に相談してください。それが、家電と長く付き合う一番のコツですから。

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