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こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。
エアコンを処分しようとしたとき、エアコン無料引き取りのからくりってどうなっているんだろう、と疑問に思ったことはありませんか。
実はお店に頼むと数千円かかるはずの費用が無料になるなんて、少し怪しいと感じるかもしれません。中には、エアコン無料回収の危険性や、エアコン無料回収は違法なのではないかと不安に思う方もいるでしょう。
また、費用を浮かせるためにエアコン取り外しを自分でやってみようと考える方や、エアコンのスクラップ買取価格やエアコンの銅価格が高騰していると聞いて売れるのではないかと調べる方もいるかもしれません。
さらに、安全に処分したくてエアコン処分のヤマダ電機の料金やエアコン処分のエディオンの対応などを比較している方も多いと思います。
この記事では、店頭でお客様と接している僕の経験やエンジニアとしての視点から、どうして無料で回収できるのかという裏側の仕組みや、安全に処分するための正しい知識をわかりやすく解説していきますね。
この記事に書いてあること
- エアコンが無料で引き取られる経済的な仕組みと業者の収益源
- 無料回収業者を利用する際に潜む高額請求などのトラブル事例
- 法律に基づいた正しい処分方法と悪徳業者の見分け方
- 2026年最新のメーカーリサイクル料金改定と安全な処分先
エアコン無料引き取りのからくりを解説

なぜ、本来はお金がかかるはずのエアコン処分がタダになるのでしょうか。その裏側には、単なるボランティアではなく、しっかりとしたビジネスモデルが存在しています。
ここでは、業者がどうやって利益を出しているのか、その仕組みを僕なりの視点で解き明かしていきますね。
高騰するエアコンの銅価格が理由
エアコンが無料で回収される最大の理由は、ズバリ「金属資源としての価値」があるからです。
僕が普段お店で接客していると、「どうして古いエアコンが無料で引き取ってもらえるの?ボランティアなの?」と不思議に思われるお客様が結構いらっしゃいます。でも、実はこれ、ボランティアでも何でもなく、しっかりとした経済的な理由があるんですね。
エアコンの内部、特に室外機と室内機の中にある「熱交換器」や、2つを繋いでいる「冷媒配管」には、電気や熱を非常によく通す「銅」がたっぷりと使われています。エンジニアの視点から言わせてもらうと、エアコンは銅の塊と言っても過言ではありません。近年、世界的な脱炭素化の流れや、電気自動車(EV)の急速な普及、再生可能エネルギー向けのインフラ整備などで、世界中で銅の需要が爆発的に高まっています。その結果、銅の取引価格は歴史的な高値水準にまで跳ね上がっているんです。
無料回収業者にとって、皆さんが「もう古くて動かないから捨てたい」と思っているエアコンは、ただのゴミではなく「都市鉱山」とも呼ばれる宝の山なんです。特に、配管の被覆を剥がした純度の高いピカピカの銅(業界ではピカ銅なんて呼ばれたりします)は、非常に高い単価で取引されます。
業者は、無料でエアコンを引き取って、内部からこの価値の高い金属を取り出してスクラップ業者に売却します。銅だけでなく、アルミニウムや鉄なども一緒に売れるため、トラックを走らせるガソリン代や、作業をするスタッフの人件費を差し引いたとしても、十分に利益が出るというわけです。
実は、10年前や15年前の相場であれば、ここまで銅の価格が高くなかったため、無料で回収して回るのは割に合わないこともありました。しかし、現在の異常とも言える資源高騰の背景があるからこそ、無料で回収してもお釣りがくる、という非常に特殊なビジネスが成立しています。
お店で最新の省エネエアコンをご案内するのも僕の仕事ですが、こういった裏側の市場の動きを知っておくと、なぜ街中を「無料で回収します」というトラックが走っているのか、その理由がはっきりと見えてくるかなと思います。

「もう古いし電源も入らないから処分しよう」とお考えの方も多いと思いますが、捨てる前に一度チェックしておきたいポイントを以下の記事で解説しています。修理で直る可能性もあるので、処分を決める前にぜひ確認してみてくださいね。
エアコンのスクラップ買取価格の影響
では、具体的にどれくらいの価値があるのか気になりますよね。ただの鉄くずに見えても、実際の買取価格を知ると驚くかもしれません。
2026年現在の相場として、一般的な家庭用エアコン1台分をスクラップ業者に持ち込むと、なんと数千円から、高い時では8,000円程度の売却益になることがあります。家庭用エアコンは、室内機が約10kg、室外機が約30kgで、合計およそ40kgほどの重さがあります。これを「雑品」と呼ばれるエアコン丸ごとの状態で金属スクラップ業者に持ち込んでも、1キロあたり200円前後で買い取ってもらえるケースがあるんですね。単純計算で40kg×200円=8,000円です。

特に室外機には、心臓部であるコンプレッサー(圧縮機)という重たい鉄の塊が入っています。鉄自体の単価は銅に比べて安いですが、室外機の重量の大部分を占めているため、安定した「底値」を作ってくれます。
さらに、熱交換器のフィン部分には軽量でリサイクルしやすいアルミニウムが使われており、インバーターを制御する電子基板には金や銀、パラジウムといった希少金属(レアメタル)が含まれています。
これらを自社で細かく分解し、銅、アルミ、鉄、基板と丁寧に分別してから持ち込むことで、業者はさらに高い利益を叩き出すことができます。1台引き取って数千円の利益が出るなら、1日に10台回収できればそれだけで数万円の売り上げになりますよね。
これが、無料で回収して回るトラックが街中にいる大きな理由の一つかなと思います。不用品回収の業者が「エアコンなら無料で持っていきますよ」と笑顔で言う裏には、こうした明確なスクラップの買取相場が存在しているんです。僕たち販売員からすると、お客様の財産でもある資源が、正規のルートに乗らずに流れてしまうのは少し複雑な気持ちになりますが、これが市場のリアルな現状ですね。
※これらの金額はあくまで一般的な目安であり、日々の市場相場によって変動します。実際の買取価格をお約束するものではありませんのでご注意ください。
エアコンの無料回収業者の収益源

金属資源としての売却以外にも、業者の収益源はいくつかあります。実は、回収されたエアコンがすべてスクラップとして解体されるわけではありません。業者は回収したエアコンの年式や状態を見極めて、最も利益が出るルートに振り分けているんです。
例えば、製造から5年以内の比較的新しくて綺麗なモデルであれば、少し掃除をして国内のリサイクルショップやネットオークションで中古品として高く再販されます。仕入れ値が「0円」なので、クリーニングの手間をかけて数万円で売れれば、利益率はとんでもなく高くなります。これが最もオイシイ収益ルートですね。
また、日本では型落ちになって10年以上経ったエアコンでも、海外(特に東南アジアや中東、アフリカなどの暑い地域)では丈夫な「日本製ブランド」として非常に人気が高く、中古品として輸出されることも多いんです。日本国内では「10年経ったら買い替え時」と言われますが、修理技術が発達している海外ではまだまだ現役で使われます。ただし、近年はバーゼル条約という国際的なルールが厳しくなり、汚れたものや動かないものの輸出は規制されるようになっていますが、それでも正規の手続きを踏んだリユース品の輸出は大きな収益源です。
業者の主な3つの収益ルート
- 国内での中古品としての再販(製造5年以内の美品・利益率が最も高い)
- 海外へのリユース輸出(10年落ちでも需要大・日本製は高評価)
- 素材ごとに分解して金属スクラップとして売却(壊れたもの・薄利多売)
このように、回収したエアコンの状態に合わせて最適なルートに流すことで、業者はしっかりと利益を確保しているわけですね。さらに、エアコンの無料回収を「ドアノック・ツール」として使い、家の中に入り込んでから「ついでに不要なベッドやソファも有料で引き取りますよ」と営業をかけるクロスセルの手法も、彼らの重要な収益源になっています。
家電リサイクル法のエアコン処分義務

ここで少し法律のお話をさせてくださいね。なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、僕たち消費者が絶対に知っておくべき大切なルールです。
本来、家庭用のエアコンはただのゴミとして捨てることができません。「家電リサイクル法」という法律によって、正しい処分方法が明確に決められています。この法律では、僕たち消費者に「リサイクル料金」と「収集運搬費」を支払う義務があるんです。また、僕たちのような家電量販店などの小売業者には「過去に販売した製品や買い替え時に古い製品を引き取る義務」があり、メーカーには「引き取った製品を工場で安全にリサイクル(再商品化)する義務」が課せられています。
(出典:経済産業省『家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)』)
この仕組みがあるおかげで、集められたエアコンはメーカーの専用プラントに運ばれ、AIやロボットを使って効率よく解体されます。そして何より重要なのが「フロンガスの適正な回収と破壊」です。エアコンの冷媒に使われているフロンガスは、大気中に放出されるとオゾン層を破壊したり、地球温暖化を急激に進めたりする非常に厄介な物質なんです。
しかし、無料回収業者の多くは、この正規のルートを通さずに、自社で勝手に解体や輸出を行っています。中には、解体作業を手早く終わらせるために、配管をニッパーで切断して有毒なフロンガスを大気中にプシューッと逃がしてしまう悪質な業者も存在します。これは明確な環境破壊であり、法律違反です。お金を払ってでも正規ルートで処分することは、地球環境を守るための僕たちの責任でもあるのかなと思います。
エアコン無料回収は違法なのか?

「じゃあ無料回収業者に頼むのは完全に違法なの?逮捕されるの?」と不安になりますよね。これ、実は非常にグレーな問題なんです。
結論から言うと、業者が持っている「許可証」の種類と、回収する時の「名目」によります。そもそも、家庭から出る不用品をごみとして回収するには、自治体が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」という非常に取得が難しい許可が必要です。
よくホームページやチラシに「産業廃棄物収集運搬業許可取得!」と堂々と書いている業者もいますが、これでは家庭のエアコンを回収することはできません。産業廃棄物とは、工場やオフィスなどの事業活動から出るゴミのことだからです。これを意図的に混同させて「うちは許可業者だから安心です」と思わせる手口が横行しています。
- 古物商許可での「買い取り」という建前
- 多くの無料業者は「これはゴミではなく、リユースするための中古品として0円で買い取った」と主張するために、警察から「古物商許可」を取っています。有価物(価値のある商品)としての取引であれば、廃棄物処理法の対象外になるからです。
しかし、もしあなたが「取り外し工賃」や「運搬費」などの名目でお金を業者に支払ってしまった場合、それは実質的に「お金を払って処分を依頼した(廃棄物扱い)」とみなされる可能性が高くなります。
環境省の基準(総合判断説)でも、お金を払って引き取ってもらうものは廃棄物とみなされます(これを逆有償と呼びます)。もし業者が一般廃棄物の許可を持っていなければ、無許可営業として違法行為に当たるケースがあるんです。利用する側がすぐに逮捕されるわけではありませんが、後々トラブルに巻き込まれるリスクがあるグレーな橋を渡っていることは覚えておいてほしいですね。
エアコンの処分費用が無料になる理由
ここまでお話ししてきたように、エアコンの処分費用が無料になる理由は、単なる企業努力やサービス精神から来ているわけではありません。そこには、明確な経済合理性と、法律の隙間を突いたビジネスモデルが存在しています。
まとめると、エアコン処分が無料になる理由は主に3つの要素が組み合わさっているからです。
1つ目は、銅やアルミ、鉄といった「高騰する金属資源としての高い価値」があること。
2つ目は、国内外における「中古エアコンとしての強いリユース需要」が存在すること。
そして3つ目は、本来であればメーカーの工場で行うべき「適正なリサイクルプロセスとそれに伴うコスト(リサイクル料金)を省いている業者が存在すること」です。
この3つの条件が揃っているからこそ、業者は回収にかかるガソリン代や人件費を自己負担してでも、エアコンをかき集めようとするんですね。さらに言えば、無料という言葉は消費者にとって非常に魅力的です。「数千円の処分費が浮くならラッキー」という心理を突くことで、業者は効率よく顧客を獲得できます。一度自宅に上がってしまえば、エアコン以外の不用品回収を有料で持ちかけることも容易になります。
無料という甘い言葉の裏には、こうした強固なビジネスのからくりが隠されています。家電のプロとして言わせてもらえれば、世の中に理由のない無料はありません。
見えないところで環境に負荷をかけたり、違法なルートに加担したりしている可能性があることを、ぜひ知っておいてくださいね。
目先の費用を浮かすことよりも、結果的に誰に処分を任せるのが一番安心できるのかを、ご自身で選ぶことが大切かなと思います。
騙されないエアコン無料引き取りのからくり
無料回収の裏側のからくりが分かったところで、次に気をつけたいのが「消費者側のリスク」です。無料だと思って頼んだのに、思わぬトラブルに発展して国民生活センターに駆け込むケースが後を絶ちません。
ここからは、危険な業者の手口や安全な処分の仕方について詳しく解説していきます。
業者によるエアコン無料回収の危険性

無料回収業者を利用する上で最も多く、そして恐ろしいトラブルが、「後からの高額請求(ぼったくり)」です。
最初はニコニコしながら「無料で引き取りますよ」と言ってトラックに重たいエアコンを積み込みます。しかし、いざ積み込みが終わった途端に態度が急変し、「本体の回収は無料だけど、壁からの取り外し費用が2万円、リサイクル料金が1万円、出張費と運搬費が別でかかります」と数万円を請求してくる手口です。
荷物をトラックに積まれてしまった後や、家の中に業者が上がり込んでいる状態だと、恐怖を感じて「断ったら何をされるか分からない」と泣く泣く払ってしまう方が非常に多いんですね。事前の見積もりを書面で出さない業者は本当に危険です。
また、持ち帰ったエアコンから価値のある金属や基板だけを乱暴に抜き取って、残ったプラスチックのカバーや断熱材といった「お金にならないゴミ」を山奥や空き地に不法投棄する悪質なケースもあります。もし、捨てられたエアコンの製造番号から元の持ち主(あなた)が特定された場合、警察から連絡が来たり、不法投棄の撤去費用を求められたりする可能性もあるんです。
スピーカーで大音量を流しながら街を巡回している軽トラや、ポストに入っていたチラシだけで会社の実態(固定電話や住所)がわからない業者には、絶対に依頼しないようにしましょう。ご自身の身を守るためにも、安易な依頼は避けるべきです。
エアコン取り外しを自分で行うリスク

「悪質な業者に頼むのが怖いのなら、自分で取り外して指定引取場所に持ち込めば一番安く済むんじゃないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。確かに取り外し工賃は浮きますが、エンジニアの端くれとして全力でお伝えします。これは絶対にやめてください。命に関わる危険があります。
エアコンを取り外す際には、室内機と配管の中を循環している冷媒ガス(フロンガス)を、室外機の中にギュッと閉じ込める「ポンプダウン」という専門的な作業が必要です。六角レンチを使ってバルブを操作しながらコンプレッサーを動かすのですが、この手順を少しでも間違えて配管内に空気が混入してしまうと大変なことになります。
空気が混ざった状態でコンプレッサーを作動させると、内部で異常な圧力が高まり、車のディーゼルエンジンのような原理で引火・爆発を起こすことがあるんです。過去には、専門知識のない一般の方がDIYで取り外しを行い、破裂した室外機の鋭い金属片を全身に浴びて死亡したり重傷を負う事故が何度も起きており、NITE(製品評価技術基盤機構)や消防庁も強く警告を発しています。
爆発以外にも潜む危険
ポンプダウンの失敗による爆発事故だけでなく、高圧の冷媒ガスが急に噴き出して手や顔にかかり、重度の凍傷を負うリスクもあります。
また、2階のベランダや壁面に設置された数十キロもある室外機を無理に動かそうとして転落する事故も起きています。
エアコンの取り外しは安全に関わる重大な作業ですので、ご自身の命を守るためにも、絶対にプロの業者に任せてください。
ちなみに、取り外しの失敗や経年劣化によってエアコンの冷媒ガスが漏れてしまった場合の症状や修理費用については、以下の記事で詳しくまとめています。
>>エアコンのガス漏れの修理費用相場を紹介!買い替え基準もプロが解説
エアコン処分のヤマダ電機の料金設定

安全に処分したいなら、やはり大手の家電量販店にお願いするのが一番確実で安心です。「でも、量販店に頼むと数千円かかるんでしょう?」と思うかもしれませんが、ここで朗報があります。
実は、2026年2月1日から、パナソニックやダイキン、東芝などの主要空調メーカーが、リサイクル料金を大幅に値下げしたんです。これまでの家庭用エアコンのリサイクル料金は990円(税込)でしたが、なんと一気に550円(税込)へと約44%も安くなりました。この値下げの背景には、リサイクル工場のAI選別やロボット導入による自動化でコストが下がったことと、これまでお話ししてきた「資源価格の高騰」による利益を消費者に還元しようというメーカー側の素晴らしい決断があります。
例えば、ヤマダ電機でエアコンの処分を依頼した場合、この「リサイクル料金(550円)」に加えて、お店が家まで取りに来て指定引取場所まで運んでくれる「収集運搬料金」がかかります。収集運搬料は、新しくエアコンを買ったついでに古いものを引き取ってもらう場合と、ただ処分だけをお願いする場合で異なりますが、大体1,000円〜3,000円程度です。
つまり、トータルでも数千円ポッキリで、爆発の危険もなく、悪徳業者に脅されることもなく、完全に合法かつ安全に処分できるわけです。たった数千円をケチって数万円のぼったくりに遭うリスクを考えれば、ヤマダ電機のような大手量販店に依頼するメリットのほうが圧倒的に大きいと僕は思います。(※各料金は目安ですので、正確な情報は必ず公式サイトをご確認くださいね。)
エアコン処分のエディオンとの比較
他の大手量販店はどうでしょうか。よくヤマダ電機と比較されるエディオンの場合も見てみましょう。
前提として、家電リサイクル法に基づくメーカーごとのリサイクル料金(パナソニックやダイキンなら550円〜)は、どこのお店に頼んでも全国一律で共通です。違いが出るとすれば、各店舗が独自に設定している「収集運搬料金」や、家まで来てもらうための「出張料」、そして壁から外すための「取り外し工賃」の部分になります。
エディオンもヤマダ電機と同様に、新しいエアコンを購入する際の引き取りであれば、収集運搬費は比較的安く設定されています。一方で、処分だけをお願いする場合は、出張費が加算されて少し割高になる傾向があります。これはどこの量販店でも同じ仕組みですね。
| 処分先の種類 | リサイクル料金(目安) | 安全性と特徴 |
| 大手家電量販店(買い替え時) | 550円(主要メーカー) | 非常に高い。 新品設置と同時にプロが撤去するため最もスムーズで確実。 |
| 自治体指定の回収業者 | 550円(主要メーカー) | 高い。 自治体の許可を得た正規業者なので安心。取り外しは事前手配が必要なことも。 |
| 指定引取場所(自分で持ち込み) | 550円のみ(運搬費ゼロ) | 非常に高い。 一番安いが、自分で安全に取り外し・運搬が必要(プロ向け)。 |
エディオンに限らず、新しくエアコンを買い替えるタイミングであれば、設置工事に来てくれた業者さんにそのまま古いものを適正価格で持っていってもらえるのが一番手間がなく、トラブルのリスクもないので絶対におすすめです。僕も店頭では必ずそのようにご案内しています。
処分に合わせて新しいエアコンへの買い替えを検討されている方は、1年の中でエアコンが安くなるタイミングを知っておくと大変お得です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>【2026年最新】エアコンの安い時期はいつ?2027年問題と買い時
エアコンの処分方法に関するよくある質問
Q1. エアコンを無料で処分する方法はありますか?
A. 製造から5年以内の状態が良いモデルであれば、リサイクルショップなどの買取業者に売却することで、実質無料で処分できる(あるいはお金になる)可能性があります。それ以外の場合は、原則として正規のリサイクル料金と収集運搬費の負担が必要です。
Q2. 購入したお店以外(近所の家電量販店など)でも引き取ってもらえますか?
A. はい、可能です。家電リサイクル法により、家電量販店には不要になったエアコンの引き取り義務があります。他店で購入した古いエアコンや、引っ越しで買ったお店が遠くなってしまった場合でも、費用を支払えば回収してくれます。
Q3. 費用を浮かせたいので、自分でエアコンを取り外しても大丈夫ですか?
A. 大変危険ですので絶対におやめください。取り外しには内部の冷媒ガスを閉じ込める専門的な作業が必要で、手順を誤ると室外機が破裂し、大怪我や命に関わる事故につながる恐れがあります。必ず専門の資格を持った業者に依頼しましょう。
Q4. エアコンの正規のリサイクル料金はいくらですか?
A. パナソニック、ダイキン、東芝など主要メーカーの家庭用エアコンの場合、リサイクル料金は550円(税込)です。お店や業者に家まで回収に来てもらう場合は、この金額に加えて1,000円〜3,000円程度の収集運搬費がかかります。
Q5. 室内機だけ、あるいは室外機だけでも引き取ってもらえますか?
A. はい、室内機のみ・室外機のみでも引き取り可能です。ただし、片方だけの処分であっても「1台」としてカウントされるため、通常のエアコン1セットを処分するときと同じリサイクル料金(550円〜)が必要になります。
エアコン無料引き取りのからくりについてまとめ

ここまで長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。エアコンの処分について、少しでもモヤモヤしていた疑問が晴れたなら嬉しいです。
最後におさらいですね。エアコン無料引き取りのからくりは、高騰する銅やアルミなどの金属資源の価値と、海外でのリユース需要によって成り立っているビジネスモデルです。回収業者にとっては、古いエアコンは宝の山なんですね。しかし、その裏には、無許可での営業、不透明な高額請求によるぼったくり、違法なフロンガスの放出や不法投棄といった、消費者や環境にとって非常に恐ろしい見えないリスクが潜んでいます。
特に2026年になり、大手メーカーのリサイクル料金が550円まで大きく下がった今、あえて危険な無料回収業者を選ぶ理由は完全にゼロになったと言ってもいいでしょう。
安全な処分のための最終ポイント
- 怪しい巡回トラックやポストのチラシの無料回収には絶対に頼まない
- 取り外しは爆発の命に関わる危険があるため、DIYで絶対に行わない
- 買い替え時に家電量販店に頼むか、お住まいの自治体の指定ルートを利用する
また、新しくエアコンを購入して設置する際に「ここにつけなきゃよかった…」と後悔しないための注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。買い替えの前にこちらもあわせて読んでみてください。
>>エアコンの位置で失敗?後悔しない配置と対策をプロが徹底解説
家電は皆さんの日々の生活を快適にし、時間を豊かにしてくれる大切なパートナーです。だからこそ、長年頑張ってくれたエアコンとお別れする時も、環境に優しく正しい方法を選んであげたいですよね。
安心・安全な処分方法を選んで、次の新しいエアコンとの快適な生活をぜひ楽しんでください。家電選びや処分で迷ったときは、またいつでも家電ジャーナルの僕の記事を覗きに来てくださいね。最終的な判断に迷ったら、お近くの店舗の専門家にご相談いただくことも忘れずに!
