パーマ向けドライヤーの決定版!正しい乾かし方でサロン帰りの仕上がりに

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パーマ向けドライヤーの決定版!正しい乾かし方でサロン帰りの仕上がりに

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

せっかく美容室で素敵なパーマをかけたのに、翌日家でシャンプーをして乾かしてみたら「あれ、なんか美容室の仕上がりと違う……」とガッカリした経験はありませんか。

ドライヤーで乾かすとパーマが伸びてしまったり、パサついて広がってしまったり、あるいは朝のセットがうまくいかずに毎朝鏡の前で格闘しているという悩み、実は非常に多くの方が抱えています。

特に「美容室ではあんなにクルクルだったのに、家で乾かすとただのボサボサヘアになってしまう」という現象には、明確な物理的な理由が存在します。

実はパーマの持ちや仕上がりの美しさは、美容師さんの技術もさることながら、自宅でのドライヤーの乾かし方と選び方に大きく左右されます。

もっと言えば、パーマの種類—例えばメンズのツイストパーマやスパイラルパーマ、女性のデジタルパーマやコールドパーマ—によって、正解となる乾かし方の手順が物理的に真逆になることもあるのです。

この記事ではパーマスタイルを長く、そして美しく楽しむための正しい知識とテクニックについて、僕自身の失敗談や経験も交えながら、徹底的にわかりやすくお話しします。

この記事に書いてあること

  • パーマの種類ごとに異なる「パーマが出る」正しい乾かし方の手順とコツ
  • ドライヤーの風でパーマが伸びてしまう物理的な原因と、それを防ぐ対策
  • 朝のスタイリング時間を劇的に短縮しつつクオリティを上げる夜の仕込み
  • 自宅での再現性を最大化するための、おすすめのドライヤー選びと必須ツール

ドライヤーでパーマを再現する基礎

「ドライヤーで乾かすとパーマがなくなる」というのは、実は多くの人が陥る最大の罠です。

でも安心してください。それはパーマが取れてしまったわけではなく、乾かし方の物理的なアプローチが間違っているだけである可能性が高いです。

まずは、自分のパーマの種類に合った正しい「熱」と「風」の使い方、そして「水分コントロール」の基礎をマスターしましょう。ここさえ押さえれば、自宅でのスタイリングは驚くほど簡単になります。

種類別に見る乾かし方の違い

コールドパーマは濡れている時にウェーブが強く、デジタルパーマは乾いた時にウェーブが復活することを示す比較図。
まずは自分のパーマを知ろう!

パーマと一口に言っても、実は大きく分けて「コールドパーマ」と「デジタルパーマ(ホット系パーマ)」の2種類が存在し、これらはドライヤーに対する反応が物理的に真逆になります。ここを理解していないと、どんなに高いドライヤーを使っても、どんなに頑張ってセットしても、理想のスタイルには辿り着けません。

まず、一般的に薬剤の力だけでかけるコールドパーマについてです。昔からある一般的なパーマで、メンズのショートスタイルや、根本のボリュームを出したい時によく使われます。

このパーマの最大の特徴は、「髪が濡れている時に結合(水素結合)が切れ、薬剤で固定された結合(シスチン結合)の力が優位になるため、ウェーブが最も強く出る」という点です。

逆に、髪が乾くと水素結合が再形成され、その力がウェーブの力に干渉してしまうため、パーマが伸びて緩くなります。つまり、コールドパーマは「乾かせば乾かすほどパーマは伸びる」という宿命を持っています。

一方で、薬剤に加えて専用の機器で60度〜90度程度の熱を加えてかけるデジタルパーマ(エアウェーブ含む)は、全く逆の性質を持ちます。

こちらは熱によって髪のタンパク質が変性(ガラス転移のような変化)し、形状記憶効果が生まれます。そのため、「髪が乾いた時」にカールの弾力が最大になり、コテで巻いたような立体的で大きなカールが出現します。

濡れている時はカールが緩くダレて見えますが、ドライヤーの熱を通しながら乾かすことで、形状記憶されたカールが蘇る仕組みです。

見分け方は「水」です

自分のパーマがどっちの種類か分からない時は、髪を濡らしてみてください。

お風呂上がりなどの濡れた状態で「クルクル」ならコールドパーマ、乾かしてから「クルクル」になるならデジタルパーマです。

担当の美容師さんに確認するのが一番ですが、この簡易テストでも判断できます。

乾かすと伸びる原因と対策

ドライヤーの強い風で髪が引っ張られ、パーマが伸びたまま固まってしまう仕組みを図解したイラスト。
パーマが伸びる最大の犯人は「熱」ではなく「強すぎる風」

なぜドライヤーで乾かすとパーマが伸びてしまうのでしょうか。多くの人が「熱のせい?」と考えがちですが、最大の犯人は実は「風圧(風の強さ)」と「重力」です。ここに、ドライヤーという機械が持つ「熱エネルギー」と「運動エネルギー(風)」のジレンマがあります。

髪が濡れている状態(膨潤状態)というのは、髪内部の結合が緩んでいて非常にデリケートです。この時に強い風を「バァーッ」と当てて髪をバタバタと激しく散らしたり、あるいは早く乾かそうとして手グシを何度も通して下に引っ張ったりすると、パーマのウェーブ構造が物理的に引き伸ばされた状態で固定されてしまいます。

これを専門用語で「ストレッチ効果」と呼んだりしますが、要はゴムを引っ張った状態で固めてしまうようなものです。一度伸びた状態で乾いてしまうと(水素結合が再形成されると)、もう一度濡らさない限りウェーブは戻ってきません。

対策は非常にシンプルですが、徹底するのは意外と難しいです。キーワードは「引っ張らない」こと、そして「風で吹き飛ばさない」こと。

重力に逆らうように髪を下から持ち上げたり、手のひらで包み込んで支えたりしながら、パーマの形を崩さないように優しく熱を伝えるのが鉄則です。美容室で美容師さんが、髪を持ち上げたり、弱風を使ったり、あるいはディフューザーを使ったりするのは、この「物理的な伸張」を防ぐためなのです。

コールドパーマのウェーブ出し方

コールドパーマの乾かし方手順。1.根元だけ乾かす、2.毛先は弱風で包み込む、3.少し湿った状態でストップする「8割ドライ」のポイント解説。
コールドパーマは「8割ドライ」が鉄則!

コールドパーマをかけている方の場合、ドライヤーにおける目指すべきゴールは「完全乾燥(フルドライ)」ではありません。ここが最も誤解されている点ですが、「8割〜9割ドライ」で意図的に止めるのが、パーマを一番キレイに出すための正解です。

具体的な手順を解説します。まず、お風呂上がりはタオルでしっかりと水分を取りますが、擦らずに優しく握るようにしてください。次にドライヤーを使いますが、最初は「強風・温風」で根元(頭皮)だけを狙って乾かします。この時、毛先にはなるべく風を当てないように注意してください。根元が乾いていないとボリュームが出ず、また頭皮のトラブルにも繋がります。

根元がほぼ乾いたら、ここからが勝負です。ドライヤーを「弱風・温風」に切り替えます。そして、毛先を手のひらで包み込み、優しく握り込む「スクランチング(揉み込み)」という動作を繰り返しながら風を当てます。手の中に温風を送り込み、その温かさで水分を飛ばすイメージです。決して髪を引っ張ってはいけません。

そして、髪の中にまだ水分が少し残っている状態、触ると「少し冷たい・湿っている」と感じる段階(85%ドライ程度)でドライヤーを止めます。最後に、水分を含んだムースやワックスを揉み込んで、残りの水分をスタイリング剤で閉じ込めるようにコーティングし、あとは自然乾燥させます。

これが、美容室帰りのような「くるくる・プリプリ」のウェーブを維持する唯一の方法です。

鈴木
鈴木

コールドパーマは「濡れている時」が一番美しい状態です。

その状態をムースなどのスタイリング剤で「パックして固める」とイメージすると、上手くいきやすいですよ。

デジタルパーマの乾かし方のコツ

デジタルパーマの乾かし方手順。1.根元を乾かす、2.毛先を指でねじりながら熱を当てる、3.最後にほぐして仕上げる「完全ドライ」のポイント解説。
デジタルパーマは「完全ドライ」&「ねじり」でカールを記憶

デジタルパーマ(またはエアウェーブ)は、コールドパーマとは逆に、「完全に乾かし切る」ことが重要です。水分が残っていると、せっかくの形状記憶効果が十分に発揮されず、中途半端なうねりや、だらしないボサボサ感になってしまいます。デジタルパーマのスタイリングは、「乾かす」という作業そのものが「カールを作る」作業になります。

最大のコツは「ねじり乾燥(ツイスト・ドライ)」です。まず根元を7〜8割ほどざっくりと乾かします。その後、髪を左右2つ、あるいは4つ程度のブロックに分けます。毛束を指に巻き付け、カールさせたい方向(内巻きなら顔側へ、外巻きなら背中側へ)に、クルクルとねじりながら温風を当てます。

そしてここで重要なのが、「ヒート・シェイピング」です。ねじった髪にただ風を当てるだけでなく、ねじった毛束を手のひらに乗せて持ち上げ、ドライヤーの温風を当ててしっかりと「熱」を通すこと。

デジタルパーマは熱変性を利用しているので、ドライヤーの熱が加わることで、形状記憶されたカールが「カチッ」と戻ってきます。熱が伝わったら、そのまま手のひらで数秒間冷ますと、より弾力が増します。

全ての束をねじりながら完全に乾かし終えると、最初はコロネのようなきついカールになっていますが、最後にオイルなどを手になじませてから指を通してバサッとほぐせば、コテで巻いたようなふんわり大きな、極上のカールの完成です。

デジタルパーマは乾かす工程自体がスタイリングの一部だと思って、時間をかけて丁寧に行いましょう。

メンズパーマのセットのやり方

メンズパーマのポイント解説図。トップの根元は指で乾かして立ち上げ、毛先はパサつかせないように水分を残してワックスを揉み込むことを推奨。
メンズパーマ成功のカギは「トップの立ち上げ」と「毛先の保湿」

近年大流行しているメンズのツイストパーマ、スパイラルパーマ、波巻きパーマなどは、女性のロングヘアのパーマとは構造的に異なり、また少し違ったアプローチが必要です。これらのパーマで最も重要視すべきは「根元の立ち上がり(シルエット)」「質感の調整(パサつき防止)」の2点です。

まず、メンズスタイルは「ひし形シルエット」が基本ですので、トップ(頭頂部)のボリュームが命です。ドライヤーの強風を使い、根元を指の腹でガシガシと擦るようにして乾かし、根元をしっかりと立ち上げてください。ここがペタンコだと、どんなにかっこいいパーマをかけても決まりません。

そして毛先の処理ですが、ツイスト系やスパイラル系は、髪をねじって薬剤処理をしているため、乾燥すると非常にパサつき(チリつき)が出やすく、清潔感を損なう原因になります。

そのため、根元が乾いたら、毛先は完全に乾かしきらずに少し湿った状態(ハーフドライ)でストップし、グリースやジェル、あるいは水分量の多いワックスを揉み込んで仕上げるのが正解です。

もしドライヤーだけで仕上げたい場合は、絶対に風で髪を散らさないこと。弱風を使って優しく乾かすか、あるいは後述する「ディフューザー」を使って、風圧をゼロにして熱だけで乾かすことで、チリつきを抑えた色気のある質感を出すことができます。風で散らすとただのボンバーヘアになってしまうので要注意です。

夜のドライと朝のセットの違い

「夜しっかりセットして寝たのに、朝起きたら爆発していた」「寝癖がひどくてパーマがなくなっていた」というのは、パーマユーザーにとって日常茶飯事ですが、これは当たり前の現象です。

なぜなら、夜のドライイングと朝のスタイリングでは、その目的と手法が根本的に異なるからです。

タイミング主な目的乾かし方の具体的ポイント
夜(入浴後)頭皮の健康
キューティクル保護
寝癖防止
頭皮は絶対に100%乾かす。
毛先もしっかり乾かして、枕や布団との摩擦から守る。
湿ったまま寝るのはダメージとハゲの原因。
朝(セット時)水素結合の切断
パーマの復活
スタイリング
必ず一度濡らす(リセット)。
水スプレーやパーマ用ミストで湿らせて結合を切り、パーマを呼び戻してからセットする。

夜はとにかく「頭皮を完全に乾かす」ことを最優先してください。頭皮が濡れたまま寝ると、常在菌が繁殖して臭いや痒みの原因になるだけでなく、濡れた髪はキューティクルが開いていて摩擦に弱いため、枕との摩擦で髪がボロボロになり、結果的にパーマが取れるのを早めてしまいます。

夜はスタイルを作ることよりも、髪と頭皮を守る「保護」のドライを心がけましょう。

そして朝は、寝ている間に押しつぶされて伸びてしまった水素結合をリセットするために、「濡らす」工程が必須です。特にコールドパーマの場合は、濡らさないとウェーブが出ません。

朝起きたら、パーマを出したい部分を中心にしっかりと水で濡らし、「パーマの記憶」を呼び覚ましてから、タオルドライ→スタイリング剤という手順を踏みましょう。これが最短で最高の仕上がりを作るルーティンです。

パーマに最適なドライヤーの選び方

技術も大切ですが、正直なところ「道具」を変えるだけで仕上がりは劇的に変わります。特にパーマヘアにおいて、ドライヤー選びは死活問題と言っても過言ではありません。

風量が強ければ良いという単純な話ではなく、パーマに適した機能を持っているかどうかが重要です。

ここでは、僕が考える「パーマに最適なドライヤー」の条件と選び方をお伝えします。

ディフューザーの役割と使い方

ドライヤーの先端に取り付ける拡散ノズル「ディフューザー」の写真。強い風を分散させ、パーマを散らさずに乾かすことができるアイテム。
風を「無効化」する神アイテム、それがディフューザー

皆さんは「ディフューザー(Diffuser)」という道具をご存知でしょうか。ドライヤーの先端に取り付ける、剣山がついた大きなお皿のようなアタッチメントです。

見たことがあるけれど使い方が分からない、あるいは捨ててしまったという方もいるかもしれませんが、実はこれ、パーマスタイリングにおける最強の神器であり、これがあるかないかで勝負が決まると言っても過言ではありません。

ディフューザーの役割は、流体力学的に「風を分散・減衰させる」ことにあります。通常、ドライヤーのノズルから出る風は一点に集中して強く当たりますが、ディフューザーを通すことで風が拡散され、極めて優しい「そよ風」のような状態になります。

これにより、髪を物理的に吹き飛ばすことなく、ドライヤーの持つ「熱エネルギー」だけを広範囲に、穏やかに届けることが可能になります。

これを使えば、風圧でパーマが伸びたり、カールが散らかったりするのを100%防ぐことができます。使い方は非常に簡単で、ドライヤーに装着し、お皿の上に毛束を乗せて、頭皮に近づけて置いておくだけ。

動かす必要すらありません。美容室でパーマを乾かす時に、美容師さんが大きなアタッチメントを使っているのを見たことがあると思いますが、まさにアレです。特にスパイラルパーマやコールドパーマの再現性を高めるには必須アイテムです。

冷風機能で持ちを良くする

温風で形を作り(ウェーブ)、冷風で冷やすことで形をロック(固定)するプロセスを示した図解。
仕上げの「冷風」10秒で、カールの持ちが劇的に変わる

もう一つの重要な機能が「冷風(クールショット)」です。多くの人が「夏場に涼むための機能」だと思っていますが、それは大きな間違いです。冷風は、髪の形を固定するための「定着スイッチ」なのです。

髪の毛の主成分であるタンパク質には、「熱可塑性(ねつかそせい)」という性質があります。これは、チョコレートのように「温めると柔らかくなり形が変わりやすく、冷やすと固まって形が固定される」という性質です。

温風で一生懸命カールを作っても、髪が温かいうちに手を離したり動かしたりしてしまうと、空気中の重力や湿気ですぐに形が崩れてしまいます。

温風でねじったり持ち上げたりしてカールを作った後、その形をキープしたまま、すぐに冷風に切り替えて10秒〜20秒当ててみてください。これにより水素結合が強固にロックされ、カールの弾力が格段に上がり、夕方になってもダレない強いパーマになります。

また、冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、パーマ特有のパサつきを抑えてツヤを出す効果もあります。

失敗しないおすすめの道具選び

パーマ用ドライヤー選びの3条件リスト。1.風量が細かく変えられる、2.熱すぎない温度設定がある、3.ディフューザーが付いている。
パーマ再現性を高めるドライヤー選び、外せない3つの条件

では、具体的にどのようなドライヤーを選べば良いのでしょうか。パーマ用として購入を検討する際に、必ずチェックすべきポイントは以下の3点です。

  1. 風量調整が細かくできるか:
    「強・弱」の2段階だけでなく、無段階調整や「中」があるものがベスト。強すぎる風はパーマの敵ですが、弱すぎると乾かないため、微調整が効くものが理想です。
  2. 温度調整ができるか:
    高すぎる熱(100度以上など)は髪を痛め、タンパク変性を起こして髪を硬くし、カールの弾力を奪います。「低温モード」や「スカルプモード」など、60度〜80度前後の温度帯が使えると安心です。
  3. ディフューザーが付属しているか:
    これが最も重要かつ決定的なポイントです。汎用品のディフューザーも売っていますが、サイズが合わずに外れやすかったりします。
    最初から専用設計のディフューザーが付属しているモデルを選ぶのが、結局一番使いやすくコスパも良いです。

おすすめのドライヤーを決定

数あるドライヤーの中で、僕が今、パーマをかけている人に自信を持って最もおすすめしたいのは、「Nobby by TESCOM(ノビー バイ テスコム)」のプロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー(NIB500A / NIB3001など)です。

選定理由は非常にシンプルで、「美容室シェアNo.1ブランドのサロンクオリティが、そのまま家庭で使える設計になっているから」です。このドライヤーは、実際に多くの美容室で使われている「Nobby」というプロ用ブランドをベースに、家庭用に改良されたモデルです。

最大の特徴は、プロが使うのと同等の高性能な専用ディフューザーが標準で付属していること(※機種によります)。そして、風量もダイヤル式などで細かく直感的に調整できます。

「風を弱めると乾くのが遅くなってイライラする」というストレスがなく、あえて風を抑えつつ豊かな熱量をしっかり届けるという、パーマ特有の繊細なコントロールが、特別な技術なしで誰でも簡単にできます。

もちろん、ダイソンなどの高級ドライヤーも素晴らしいですが、2万〜5万円以上します。対してNobby by TESCOMは、実売価格が1万円〜2万円台と手が届きやすく、それでいて「パーマへの特化具合」と耐久性はプロお墨付きです。まさに、パーマユーザーのためのドライヤーと言えるでしょう。

(出典:Nobby by TESCOM 公式サイト

ドライヤーとパーマに関するよくある質問

Q1. 前髪がぱっくり割れてしまうのですが、どう乾かせば直りますか?

A. 前髪はタオルドライ直後の「一番最初」に乾かしてください。割れる原因は根元の生えグセにあるため、指の腹で地肌を強めにこすりながら(ラビング)、左右に髪を振って温風を当てると、根元の向きが矯正されて綺麗に下ります。

Q2. 乾かすとパーマがなくなってしまいます。失敗でしょうか?

A. コールドパーマの場合、乾くとウェーブが伸びるのは正常な反応ですので失敗ではありません。完全に乾かさずに8〜9割ドライで止めてムースを揉み込むか、ディフューザーを使って風圧をかけずに乾かすことで、ウェーブを維持できます。

Q3. パーマヘアは自然乾燥でも大丈夫ですか?

A. 基本的にはNGです。濡れたまま放置すると頭皮に雑菌が繁殖して臭いの原因になるほか、枕との摩擦でキューティクルが剥がれ、パーマの持ちが悪くなります。最低でも「頭皮(根元)」だけはドライヤーで完全に乾かすことをおすすめします。

Q4. 右側の髪だけハネてまとまりません。対処法はありますか?

A. 日本人の多くはつむじが右回転であるため、右側の髪は後ろに流れやすくハネやすい傾向があります。右側を乾かす際は、根元を「顔の方(前方向)」に強く引っ張りながら風を当てると、ハネが収まり内巻きに入りやすくなります。

Q5. スタイリング剤はドライヤーの前と後、どちらにつけるべきですか?

A. 目的によって使い分けます。ドライヤーの「前」には熱ダメージを防ぐためのヘアオイルやミルク(洗い流さないトリートメント)を、ドライヤーの「後(または半乾き時)」にはカールを固定するためのムースやワックスを使用するのが基本のステップです。

ドライヤーでパーマを活かすための結論

「9割」と大きく書かれたスライド。パーマの仕上がりの良し悪しは、自宅での乾かし方が9割を占めているというメッセージ。
仕上がりの「9割」は自宅でコントロールできる

記事のまとめとして、改めて強くお伝えしたいのは「パーマの仕上がりは乾かし方が9割」だということです。

どんなにカリスマ美容師さんに良い薬剤を使ってパーマをかけてもらっても、自宅で毎日ブンブンと強い風で乱暴に乾かし、引っ張ってしまっては、そのデザインは台無しになってしまいます。

逆に言えば、正しい知識と、風圧をコントロールできる適切なドライヤー(ディフューザー付き)さえあれば、不器用な方でも美容室帰りのクオリティを自宅で再現することは十分に可能です。

まずは自分のパーマの種類(コールドかデジタルか)を正しく理解し、それに応じた水分コントロールを行うこと。そして、夜はしっかり乾かして頭皮を守り、朝は濡らしてカールを復活させる。

このシンプルなルーティンを守るだけで、あなたのパーマライフは劇的に快適になります。ぜひ今日から、ドライヤーの使い方を少しだけ変えてみてください。きっと、鏡に映る自分の髪が、もっと好きになるはずです。