掃除機が壊れやすいメーカーはどこ?失敗しない選び方を販売員が解説

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掃除機が壊れやすいメーカーはどこ?失敗しない選び方を販売員が解説

こんにちは。家電ジャーナルの鈴木です。

悩む人
悩む人

・安い掃除機を買ったら半年で壊れた

・ダイソンって壊れやすいって聞くけど本当なの?

こういう相談、量販店の売り場で週に何度も受けます。掃除機は毎日使う家電だから、壊れやすいメーカーを選んでしまうと後悔が大きい。買い替えの手間だけじゃなく、修理費や廃棄コストまで含めたら想像以上の損失になることもあります。

僕は大手家電量販店に10年以上勤めていて、修理受付も長年担当してきました。「どのメーカーが壊れやすいか」については、カタログスペックや比較サイトではわからないリアルな肌感覚があります。

この記事ではそれを正直にお伝えします。長く使える掃除機選びの参考にしていただければ嬉しいです。

この記事に書いてあること

  • 掃除機が壊れやすいメーカー・特徴の見極め方がわかる
  • コードレス掃除機のバッテリーリスクと対処法を解説
  • 国内・海外メーカーの修理費・保証内容を現場目線で比較
  • 買った後に長く使い続けるためのメンテナンス術まで網羅

掃除機の壊れやすいメーカーを見極める3つの基準

「壊れやすいメーカー」を一言で断定するのは正直難しいです。ただ、売り場に立っていると「ここのメーカーの修理相談、多いな」という肌感覚は確実にあります。

特定のメーカー名を悪者にするより、「壊れやすい製品に共通する特徴」を知っておく方がずっと役に立ちます。大きく3つの視点で判断できます。

サポート体制が薄いメーカーは要注意

壊れやすいメーカーを見分ける一番わかりやすい基準が、アフターサービスの充実度です。掃除機は毎日使う消耗品が多い家電なので、購入後に問題が起きたときに「相談できる窓口があるかどうか」が死活問題になります。

店頭でよく受ける相談なんですが、Amazonや楽天で見慣れないブランドの掃除機を購入したお客様が「壊れたのでメーカーに連絡したら電話が繋がらない」「メールを送っても1週間返事が来ない」というケースが後を絶ちません。これ、年に何十件も受けています。安かろう悪かろうの典型で、サポート体制がない製品はどれだけ本体が安くても、壊れた瞬間に「使い捨て家電」になってしまいます。

特に問題なのが、メーカー本体が日本に法人を持っていないケースです。この場合、消費者庁への事故報告義務も曖昧になり、不具合が出ても改善されないまま同じ製品が売り続けられることがあります。安全面でも看過できない問題です。

サポート体制が弱いメーカーの見分け方

  • ・日本語の問い合わせ窓口(電話・チャット)がない、または繋がりにくい
  • ・メーカー公式サイトが日本語対応していない、または情報が薄い
  • ・家電量販店の店頭で取り扱いがない(修理受付ができない)
  • ・Amazonレビューに「サポートに連絡がとれない」という声が複数ある
  • ・保証期間が6ヶ月以下、または保証規定の記載がない
  • ・日本国内に修理拠点・サービスセンターがない

国内の主要量販店で取り扱っているメーカーは、基本的に修理受付の窓口が整っています。逆に言えば、量販店の棚に並んでいないメーカーの掃除機をネットで購入するときは、サポート体制を必ず事前確認してください。

パナソニック・日立・シャープ・東芝といった国内大手は、修理部品の保有期間が製品発売から6年と定められています(製造打ち切り後6年)。一方、海外の無名メーカーにはそういった基準を守る保証がないため、3年後に壊れたときに部品が手に入らないというケースも珍しくありません。「修理できないから買い替えしかない」という状況になると、安く買った分をあっさり吹き飛ばしてしまいます。

修理対応のスピードも大手メーカーと無名ブランドでは大きく差があります。国内大手の場合、持ち込み修理なら1〜2週間で戻ってくるケースがほとんどですが、無名メーカーの場合は海外への送付が必要になることもあり、1〜2ヶ月待ちになることもあります。日常的に使う家電だからこそ、修理期間の短さも選び方の重要ポイントです。

安い掃除機が壊れやすい本当の理由

掃除機が壊れる原因を図解。ゴミが詰まることでモーターが熱くなり、故障に繋がる仕組みと、モーターへの負担を減らす重要性を説明。
掃除機が故障するメカニズム

「なぜ安い掃除機は壊れやすいのか」には、ちゃんとした理由があります。一番の違いはモーターの品質です。掃除機の心臓部であるモーターは、価格の差がそのまま品質の差に直結します。安価な製品に搭載されているモーターは、熱に弱く、連続使用に耐えられる設計になっていないものが多いです。

実際にこういうお客様がいました。「1万円以下の掃除機を買ったら1年も経たずに吸引力がガクッと落ちた」という相談です。

分解してみるとモーターに焼き付きが起きていて、修理費用が本体価格を上回るためそのまま廃棄して買い替えるしかなかった、というオチ。これ、1件や2件じゃなくて年に何十件も受けます。結果的に「安い掃除機を2回買い替えた費用」が「最初から3万円台を買った費用」を超えているわけです。

もう一つ見落とされがちなのが、プラスチック部品の品質です。安い掃除機は本体のケーシングや吸引ヘッドのプラスチックが薄く、落としたりぶつけたりするとすぐに割れます。

ダイソンが「プラスチックが割れた」という口コミを集めることがありますが、これは価格帯が上がってもプラスチック素材を多用する設計ゆえのリスクです。国内メーカーはこのあたりの材質選定に力を入れており、特にパナソニックは衝撃吸収を意識した設計が評価されています。

価格帯別の耐久性の目安

  • 1万円以下:モーター・バッテリーの品質が低く、1〜2年での故障リスクが高い。修理費が本体価格を上回りやすい
  • 1〜3万円台:国内メーカーのエントリーモデル。バランスは取れているが長期使用には注意。長期保証加入を推奨
  • 3〜5万円台:モーターの品質が上がり、5〜7年の長期使用を想定した設計が多い。コスパが最も高いゾーン
  • 5万円以上:業務用に近い耐久性。ダイソンの上位モデルや日立・パナの上位機がこの帯。適切なメンテナンスで10年以上使える機種も

吸引力についても安さと品質の相関が出やすい部分です。安い掃除機はフィルターの目詰まりが起きやすかったり、ヘッドのブラシが絡まりやすかったりと、日常的な不満につながりやすい。吸引力を示す「Pa(パスカル)」という数値だけで判断して後悔したというケースも現場でよく聞きます。

カタログ上の数値より、実際の清掃環境(フローリング・カーペット・ペットの毛など)に合った設計かどうかを重視した方が満足度は上がります。

コードレスのバッテリー寿命問題

コードレス掃除機特有のリスクがバッテリーの劣化です。これは「壊れやすいメーカー」というより「コードレス掃除機というカテゴリ全体のリスク」と捉えたほうが正確ですが、メーカーによってバッテリーの品質・交換コスト・交換対応の可否が大きく異なるため、選ぶメーカーによって体験が変わります。

リチウムイオンバッテリーの寿命は一般的に3〜4年、充電回数500回前後が目安です。毎日充電していると2〜3年で満充電時の稼働時間が購入時の半分以下になります。「買ったときは30分使えたのに今は10分しか持たない」という相談は非常に多い。

これはメーカーの問題というよりバッテリーの仕様ですが、「バッテリーを交換できるかどうか・交換費用はいくらか」はメーカーによって大きく違います。

バッテリーに関して購入前に確認すべき3つのこと

  • バッテリー交換できるか:ダイソンや国内大手は交換可能(費用8,000〜20,000円程度)。一部の激安メーカーはバッテリーが内蔵固定で交換不可のため、バッテリーが劣化したら本体ごと廃棄するしかない
  • 交換バッテリーの入手性:廃番になった製品のバッテリーは数年後に入手困難になることがある。国内大手は6年間の部品保有義務があるため安心
  • 互換バッテリーのリスク:純正以外の互換バッテリーは価格が安いが、動作保証がなく発火・破裂のリスクがある製品も流通している。純正品を使うのが原則

バッテリー交換費用は想像より高くつくことが多いです。ダイソンの純正バッテリーは機種によって15,000〜20,000円。本体価格が3万円台のモデルでも、バッテリー交換を2回すると本体を買い替えた方が安かったということになりかねません。購入前にバッテリーの交換可否と価格をメーカーサイトで確認しておくのは必須です。

バッテリーを長持ちさせる充電習慣も重要です。使い切ってから充電するより、残量20〜30%で充電を始める方がバッテリーへの負担が少なく寿命が延びます。また、使わないときは満充電のまま放置するより70〜80%程度で保管するのが理想とされています。こういった使い方の違いで寿命が1年以上変わることもありますから、コードレスを選ぶ際はメンテナンスへの意識も必要です。

タイプ別に見る故障リスクの違い

故障しにくい掃除機選びの3原則。紙パック式、シンプルな構造、コード付きの3点が寿命を左右することを示すイラスト。
壊れない掃除機を選ぶ3つのポイント

掃除機といっても、タイプによって故障しやすい箇所が全然違います。「壊れやすいメーカー」を語る前に、まずこの違いを理解しておくと選択ミスが減ります。自分の使い方・環境に合ったタイプを選ぶことが、結果的に「壊れにくい掃除機」を選ぶことにつながります。

紙パック式とサイクロン式の壊れにくさと手入れの手間を比較。紙パック式は頑丈で捨てやすく、サイクロン式はこまめな水洗いが必要なことを解説。
紙パック式 vs サイクロン式の耐久性比較
タイプ 主な故障箇所 平均寿命 修理コスト感
コードレス(スティック) バッテリー劣化、モーター 3〜5年 バッテリー交換8,000〜20,000円
キャニスター(コード式) ホース断線、モーター 7〜10年 ホース交換5,000〜10,000円
ロボット掃除機 センサー、バンパー、バッテリー 3〜5年 修理費が高額になりやすい
ハンディ型 バッテリー、吸引モーター 2〜4年 本体買い替えが多い

個人的には、「とにかく長く使いたい」という方にはキャニスター式(コード式)をすすめることが多いです。バッテリーがない分、劣化要素が少なくて済みます。7〜10年は十分使えるモデルが多く、ホースが断線しても修理費5,000〜10,000円程度で直ることがほとんどです。一方でコードレスは便利さと引き換えにバッテリー寿命という宿命を抱えています。

ロボット掃除機については正直、「長く使うもの」という前提で購入しない方がいいとお伝えすることがあります。センサー系の修理費が高額になりやすく、修理部品が揃わないケースも多いためです。また、壁・家具への衝突でバンパーが破損したり、段差から落下して本体が破損したりというトラブルも多く、環境によってはスティック型より故障リスクが高くなります。ロボット掃除機は「消耗品として3〜5年で買い替える」という割り切った考え方で購入するのが賢明かなと思います。

ハンディ型は本体価格が低い分、バッテリーが劣化したら修理より買い替えを選ぶ方がほとんどです。サブ機として車内やソファ周りに置くには便利ですが、メイン機としての耐久性は期待しすぎない方がいいでしょう。

メーカー別の修理費用と保証内容

マキタ(頑丈さNo.1)、国内メーカー(バランス型)、ダイソン(吸引力特化)の3つの特徴とプロの視点をまとめたスライド。
主要掃除機メーカーのプロによる特徴まとめ

実際にどのメーカーの修理費用・保証内容が優れているのか。修理受付を担当していた経験と、現場での肌感覚をもとに主要メーカーをまとめます。なお、修理費用はあくまで目安であり、機種や故障箇所によって大きく変わります。実際の費用はメーカーへの問い合わせで確認してください。

メーカー 保証期間 修理対応 費用感・特徴
パナソニック 1年(延長保証あり) 全国修理窓口・出張修理あり 部品代+工賃5,000〜15,000円程度。対応が丁寧で早い
日立 1年(延長保証あり) 全国サービスセンター完備 同上。紙パック式モデルが多く、ランニングコストがかかる場合も
シャープ 1年(延長保証あり) 全国修理窓口あり 軽量モデルが多く、部品も比較的安価
ダイソン 2年(本体・バッテリー・充電器) チャット・電話・宅配修理 バッテリー15,000〜20,000円と高め。修理全般がやや高額
マキタ 1年 全国のマキタ販売店・修理店 シンプル設計のため故障が少なく修理費も比較的低め
アイリスオーヤマ 1年 コールセンター+宅配修理 安価な機種は修理より買い替えを提案されることも

ダイソンは保証期間が2年と長い一方、保証外の修理費が高い傾向があります。国内メーカーは保証期間こそ1年ですが、量販店の長期保証(5年・10年)に対応しているため、延長保証込みで考えるとトータルの安心感は国内メーカーの方が高くなることが多いです。年間数百〜数千円の長期保証料金で修理費をほぼゼロにできると考えると、加入する価値は十分あります。

アイリスオーヤマは「コスパが高い家電」として人気ですが、掃除機に関しては修理対応よりも買い替えを促すスタンスのことが多いです。本体価格が安い機種は修理費の方が高くなりやすいという構造上の問題があります。サブ機や短期使用には向いていますが、長期使用をメインに考えるなら国内大手を選んだ方が安心です。

掃除機が壊れやすいメーカーを避ける選び方

ここからは、実際の購入判断に使える具体的な選び方をお伝えします。「このメーカーなら大丈夫」という情報だけでなく、現場で感じてきたリアルな意見もまじえながら解説します。カタログだけ見ていても気づけない視点を特に意識してまとめました。

国内大手メーカーが長持ちする理由

パナソニック・日立・シャープの国内3大メーカーは、掃除機の耐久性という面で間違いなく信頼できます。単に「老舗だから」ではなく、明確な理由があります。

まず修理部品の保有期間の問題です。家電製品の修理用部品は、製造打ち切り後6年間の保有が業界の目安として定められており、国内大手メーカーはほぼ全て実践しています。つまり7〜8年前の機種でも修理できるケースがほとんどです。「古い機種だから修理できない」という事態になりにくいのは、国内大手を選ぶ大きなメリットの一つです。

次に日本の住宅環境への最適化です。フローリング・畳・じゅうたん・和室の段差など、日本特有の住環境に合わせた設計が国内メーカーは徹底されています。ヘッドの動き・吸引力のモード切り替え・コードの取り回しなど、細かい使い勝手が現地で長年設計・改良されてきた強みがあります。

国内大手メーカーが選ばれる理由まとめ

  • ・修理部品の保有期間が長く、長期的な修理対応が可能
  • ・全国の量販店・メーカーサービスセンターで修理受付ができる
  • ・日本の住宅事情(フローリング・畳・段差など)に最適化された設計
  • ・フィルター・ノズルなどの消耗品パーツが量販店でも入手しやすい
  • ・量販店の長期保証(5〜10年)に対応しており、修理費リスクをゼロにできる
  • ・取扱説明書・サポートが充実した日本語対応

店頭でよく聞くのが「パナソニックの掃除機を10年以上使っています」という声です。壊れにくいというより、壊れても修理しやすい・部品が手に入る体制が整っているため、結果的に長く使える、という構造になっています。修理担当時代にもっとも「長寿命だな」と感じたのはパナソニックと日立のキャニスター式で、10年超えの修理依頼が珍しくありませんでした。

パナソニックは「メンテナンスのしやすさ」に特化したモデルが多く、フィルターの取り外しや洗い方がわかりやすい設計になっています。日立は「吸引力の持続性」を訴求するモデルが多く、使い続けても吸引力が落ちにくい設計に強みがあります。シャープは軽量化技術が高く、女性や高齢の方にも持ち扱いやすいモデルが揃っています。どのメーカーも一長一短ありますが、耐久性の軸で言えば三社とも信頼できます。

ダイソンは壊れやすい?現場の本音

これは正直に言います。量販店の修理受付窓口に持ち込まれる掃除機の中で、ダイソンの比率は決して低くありません。特に多いのがバッテリーの劣化と、プラスチック部品の割れ・ジョイント部の破損です。「高いお金を払ったのに3年で壊れた」という声を毎年多く聞きます。

ただし「だからダイソンはダメ」とは言い切れないのも本音です。吸引力とデザインは本物で、使い方次第では5〜7年以上使っているお客様も少なくありません。問題になるのは主に2つのパターンです。一つは「フィルターの手入れを全くしていない」ケース、もう一つは「バッテリーを使い切ってから充電する習慣」が続いてバッテリーを早期に劣化させるケースです。どちらもメーカーの問題というより使い方の問題が大きいです。

ダイソンでよくある故障パターン

  • バッテリー劣化(3〜4年で発生しやすい):純正バッテリーの交換費用が15,000〜20,000円と高め。互換品は動作保証がないためリスクあり
  • プラスチック部品の破損:本体ジョイント部・ダストカップなど。落下・強い衝撃で割れやすい素材を使用している部分がある
  • モーターの焼き付き:フィルターの手入れ不足が原因であることが多い。ダイソンのフィルターは月1回の水洗いが推奨されている
  • 吸引力の急激な低下:詰まりが原因のことがほとんど。ダストカップ・フィルター・吸引ヘッドの3箇所を定期的に点検すれば防げる

ダイソンを買うなら「2年保証の間に徹底的にメンテナンス習慣をつける」ことを意識してほしいです。保証期間内に気づいた不具合をしっかり対応してもらうことで、その後の長期使用につながります。また、ダイソンは国内大手メーカーの長期保証対象外になることが多いため、購入する量販店で保証内容を必ず確認してください。

個人的な見解を言うと、ダイソンは「フィルター掃除をこまめにできる人」「バッテリー交換コストを許容できる人」「デザイン・吸引力に強いこだわりがある人」が購入するのに向いていると思います。そうでない方には、同価格帯の国内メーカー上位モデルの方がトータルの満足度は高いことが多いです。

価格と耐久性の正しい見方

「高いものほど壊れにくい」は掃除機に関してはある程度正しいです。ただし、価格と耐久性の関係は単純ではなく、ランニングコストを含めて考える必要があります。

たとえば、1万円の掃除機を2年で買い替えるケースと、4万円の掃除機を8年使うケースを比べてみます。前者はトータル4万円、後者もトータル4万円。でも実際は修理費・バッテリー交換費・フィルター代などが加わりますから、安い掃除機の方がトータルコストが高くなることはよくあります。さらに廃棄のコストや手間まで考えると、最初から「長く使えるもの」に投資する方が合理的です。

トータルコストの考え方

  • ・本体価格だけでなく「バッテリー交換費用」「フィルター価格」「修理費の相場」を合算して検討する
  • ・量販店の長期保証(年額数百〜数千円)を活用すると、保証期間中の修理費がほぼゼロになる
  • ・紙パック式は紙パック代がランニングコストとして加算される(年間1,000〜3,000円程度)。ただし紙パック式はフィルター目詰まりが起きにくく、モーターへの負担が少ないメリットがある
  • ・コードレスのバッテリーは3〜4年で交換を想定し、その費用も含めて総合的に比較する

「コスパが高い掃除機」の定義を「年間あたりのコストが最も安いもの」と捉えると、国内大手の3〜5万円台モデルを長期保証付きで購入し、適切なメンテナンスで7〜10年使うのが最もコスパの高い選択になります。これは量販店の売り場でも僕が自信を持っておすすめしているパターンです。

掃除機を長持ちさせるメンテナンス術

カレンダーとフィルターのイラスト。ゴミは8分目で捨てる、フィルターは月1回チェックという2つの長持ちルールを記載。
プロが実践する掃除機の長持ちメンテナンス術

どんなに信頼性の高いメーカーの掃除機でも、メンテナンス次第で寿命は大きく変わります。修理受付をしていた経験から言うと、故障の原因の7割以上は手入れ不足によるものです。逆に言えば、正しいメンテナンスを続けるだけで寿命を大幅に延ばすことができます。

フィルターのお手入れ

フィルターは2週間に1度程度、水洗いできるタイプは水洗いして完全に乾かしてから戻してください。半乾きのまま戻すとカビが生えたり、モーターの焼き付きにつながります。これだけで寿命が1〜2年変わると言っても過言ではありません。特にダイソンはフィルターの手入れを怠ると故障率が上がるため、月1回の水洗いをルーティン化してほしいです。

ダストボックスのゴミ捨て頻度

ゴミをため込みすぎると吸引力が落ち、モーターに余計な負担がかかります。満杯になる前にこまめに捨てる習慣をつけましょう。「1回の掃除が終わったらゴミを捨てる」を基本にするとモーターへの負担が最小限になります。紙パック式の場合も、パックがいっぱいになる前に交換するのがモーター保護の観点から大切です。

吸引ヘッドのブラシメンテナンス

吸引ヘッドのブラシに髪の毛・ペットの毛・糸くずが絡まると、モーターに過負荷がかかります。週1回を目安にブラシに絡まったものをハサミで切って取り除く習慣をつけてください。特にペットを飼っているご家庭は要注意で、2〜3日に1回のケアが必要なこともあります。

バッテリーの充電習慣(コードレスの場合)

使い切ってから充電するより、残量20〜30%で充電を始める方がバッテリーへの負担が少ないです。また、使わないときは満充電のまま放置せず、70〜80%程度で保管するのが理想的です。長期間使わない場合は、バッテリーを外してから保管するとさらに劣化を抑えられます。

長持ちさせるための基本メンテナンス一覧

  • ①フィルターは2週間に1度水洗い(完全乾燥が必須)
  • ②ダストボックスは満杯前にこまめに捨てる
  • ③吸引ヘッドのブラシに絡まった毛・糸くずは週1で取り除く
  • ④コード式の場合、コードは十分に引き出した状態で使用する(巻いたまま使うと発熱・断線の原因になる)
  • ⑤バッテリーは残量20〜30%で充電開始が理想
  • ⑥使わない長期保管時はバッテリーを外しておく

製品評価技術基盤機構(NITE)の調査によれば、電気掃除機による事故の多くはメンテナンス不足やフィルター目詰まりによる過熱が原因とされています。壊れにくいメーカーを選ぶことと同じくらい、日々のメンテナンスが安全に長く使うための鍵です。(出典:製品評価技術基盤機構 NITE)

掃除機の壊れやすいメーカーに関するよくある質問

Q1. ダイソンとパナソニックはどちらが壊れにくいですか?

長期的な壊れにくさで言えばパナソニックに軍配が上がります。修理対応の窓口が多く、部品保有期間も長いため、7〜10年のスパンで使いやすい設計です。一方ダイソンはバッテリー交換コストが高く(15,000〜20,000円程度)、3〜4年でランニングコストがかさむ場合があります。ただし吸引力・デザイン・軽さではダイソンが優れている面も多く、定期的なメンテナンスができる方であれば十分選択肢に入ります。量販店の長期保証に加入できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。

Q2. 安い掃除機は何年で壊れますか?

1万円以下の安価な掃除機は、1〜2年で吸引力の低下や故障が起きやすいというのが現場の実感です。モーターやバッテリーの品質が低く、使用頻度が高いほど劣化が早まります。修理費が本体価格を上回るケースも多く、そのまま廃棄・買い替えになりやすいです。3万円以上の国内大手メーカー製であれば、適切なメンテナンスを行うことで5〜8年の使用を期待できます。

Q3. コードレス掃除機のバッテリーが劣化したらどうすればいいですか?

まずはメーカーの公式サービスに純正バッテリーへの交換を依頼するのが安全です。費用は機種によって8,000〜20,000円程度かかります。互換バッテリーも市販されていますが、動作保証がなく発火・破裂リスクを伴うケースもあるため、純正品の使用を強くおすすめします。バッテリー交換費用が高額な場合は、本体を新しく買い替える選択肢も検討しましょう。国内大手メーカーであれば、修理受付窓口でバッテリーの状態確認と交換の相談が可能です。

Q4. 壊れにくい掃除機を選ぶなら何を重視すればいいですか?

①サポート窓口が充実している国内大手メーカーまたはダイソン・マキタ・シャークなどの大手海外メーカーを選ぶ、②量販店の長期保証(5〜10年)に加入してリスクをヘッジする、③コード式キャニスターを選べばバッテリー劣化のリスクをゼロにできる、④予算は3万円以上を目安にする、この4点が基本方針です。購入後はフィルター・ダストボックスのメンテナンスを継続することで、さらに寿命を延ばすことができます。

Q5. マキタの掃除機は壊れにくいと聞きますが本当ですか?

マキタはもともと電動工具メーカーで、業務用を想定したシンプルで頑丈な設計が特徴です。吸引力や多機能さより「丈夫で長く使える」ことを重視する方には非常に向いています。余計な電子部品が少ないため故障リスクが低く、全国の工具販売店やマキタ修理店でも対応しているためサポート面も安心です。ただし、吸引力やデザイン性・静音性を求める方には物足りなさを感じることもあります。現場作業や車内の掃除、飲食店など業務用途での評価が特に高いメーカーです。

壊れやすいメーカーを避ける掃除機の選び方まとめ

故障させたくないならマキタなどのシンプルな紙パック式を推奨。自分の性格や手入れの頻度に合わせて選ぶのが正解というまとめ。
自分に合った掃除機の選び方まとめ

最後に、掃除機の壊れやすいメーカーを避けて後悔しない選び方をまとめます。

失敗しない掃除機選びのチェックリスト

  • ①日本語の問い合わせ窓口・修理受付があるメーカーを選ぶ
  • ②国内大手(パナソニック・日立・シャープ)か、実績ある海外ブランド(ダイソン・マキタ・シャーク)から選ぶ
  • ③予算は本体3万円以上を目安にする(安さで選ぶとランニングコストで逆転しやすい)
  • ④コードレスを選ぶ場合、バッテリー交換の可否と費用を購入前に確認する
  • ⑤量販店の長期保証(5〜10年)に加入してリスクをヘッジする
  • ⑥購入後はフィルター・ダストボックスのメンテナンスを定期的に行う

掃除機の壊れやすいメーカーを一言で断定するのは難しいですが、「サポート体制がない無名メーカー」「極端に安価な製品」「バッテリー交換ができない設計のコードレス」はリスクが高いと言えます。

現役販売員として正直に言うと、国内大手メーカーの3〜5万円台の製品を量販店の長期保証付きで買うのが、最もコストパフォーマンスよく長く使える選択です。

参考にしていただければ幸いです。

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